2023年7月エクサン・プロヴァンス音楽祭で上演!コメディ・フランセーズ、パスカル&ル・バルコン~ヴァイル、ブレヒト&ハウプトマン:《三文オペラ》の音楽
《三文オペラ》の歌の数々をコメディ・フランセーズとル・バルコンによる秀演で
2023年7月のエクサン・プロヴァンス音楽祭で行われた公演のライヴ。ジョン・ゲイの『ベガーズ・オペラ』のエリザベート・ハウプトマンによるドイツ語訳を元に、ブレヒトが脚色して台本を作成、ヴァイルが曲を付けて大ヒットした《三文オペラ》の音楽を収めています。
歌はコメディ・フランセーズの役者たち、演奏をマキシム・パスカル率いるル・バルコンが担当するという興味深いもので、彼らの相互作用によりたいへん活き活きとした音楽となっており、作品本来の味わいに加え現代的な風合いがセンス良く加えられているのがポイントです。歌詞は新しいフランス語訳を使用。
音楽は1928年に初演された時の熱狂を再現するべく、当時の形を元に若干のアレンジが加えられているようです。またロートレックらを魅了した伝説の歌手イヴェット・ギルベールの詞にヴァイルが曲を付けた「PAUV' MADAME PEACHUM 貧しいピーチャム夫人」は、今回が初録音という貴重なもの。
本来台詞を挟む音楽劇(オペラ/ミュージカル)ですが、このアルバムでは曲の間を今回の演出を担当するトーマス・オスターマイアーが口上役として語りで繋ぐという趣向となっています。
(ナクソス・ジャパン)
180g重量盤
【曲目】
ヴァイル、ブレヒト&ハウプトマン:《三文オペラ》の音楽
《三文オペラ》の音楽
作曲…クルト・ヴァイル(1900-1950)
原作…ジョン・ゲイ(1685-1732): 『ベガーズ・オペラ』
作詞…ベルトルト・ブレヒト(1898-1956)
エリザベート・ハウプトマン(原案/1897-1973)
フランス語新訳…アレクサンドル・パトー
脚色・演出…トーマス・オスターマイアー
「貧しいピーチャム夫人」作詞…イヴェット・ギルベール(1865-1944)
【演奏】
コメディ・フランセーズ
シーリア・ピーチャム…ヴェロニク・ヴェッラ
ジェニー…エルザ・ルポワーヴル
ジョナサン・ジェルマイア・ピーチャム…クリスティアン・エック
ロバート、スミス…ニコラ・ロルモー
タイガー・ブラウン…バンジャマン・ラヴェルヌ
マクヒース…ビラーヌ・バ
ルーシー、モリタートの歌い手…クライナ・クラヴァロン
ポーリー・ピーチャム…マリー・オペール
フィルチ、サウル…セファ・イェボア
マティアス…ジョルダン・レズギ
ヤーコプ…セドリック・エーカウト
パスレル合唱団
フィリップ・フランチェスキ(合唱指揮)
ル・バルコン
マキシム・パスカル(指揮)
語り…トーマス・オスターマイアー
【録音】
2023年7月 アルシュヴェシェ劇場 エクサン・プロヴァンス音楽祭に於けるライヴ
収録時間: 82分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年09月07日 00:00