ブッシュ三重奏団~ラヴェル:ピアノ三重奏曲、ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番
ドヴォルザークとシューベルトの一連の録音が好評を博しているブッシュ三重奏団による、ラヴェルとショスタコーヴィチ。対照的とも言える2人の作曲家が生み出したこれらの作品は、自身のルーツであるバスク地方の舞曲などにインパイアされたラヴェル、友人イワン・ソレルチンスキーの追悼のために書かれたショスタコーヴィチと、曲の成り立ちも性格的にも違っていながら、いずれも第3楽章にパッサカリアが採用されており、さらにそれぞれ第一次、第二次の世界大戦が影を落としているという共通点を持っています。
どちらも聴衆の心を深く揺さぶる力を持つこれらの作品を、ブッシュ三重奏団はごく自然な流れで一枚のアルバムに収めました。
彼ららしい瑞々しい表情で陰りも深く刻み、それぞれの特色を明確にしながら、これらの作品の新しい側面を開くことにも成功しています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
1-4. モーリス・ラヴェル(1875-1937):ピアノ三重奏曲 イ短調
5-8. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 Op. 67
【演奏】
ブッシュ三重奏団
[メンバー]
マティウ・ファン・ベレン(ヴァイオリン)
オリ・エプスタイン(チェロ)
オムリ・エプスタイン(ピアノ)
【録音】
2022年10月11-14日 テルデックス・スタジオ、ベルリン
収録時間: 52分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年09月12日 00:00