オッリ・ムストネン自作自演!ムストネン:交響曲第3番《天空の光》&交響曲第2番《ヨハネス・アンジェロス》
ボストリッジ参加!ムストネンが世に問う自作交響曲
ピアニスト・指揮者として目覚ましく活躍するオッリ・ムストネン。彼は作曲活動にも力を注いでいます。
8歳からエイノユハニ・ラウタヴァーラの指導のもとで作曲を学び、いくつかの室内楽作品を書き上げたのち、2010年代の始めから交響曲の作曲にも取り組んでいます。このアルバムには2013年作曲の第2番と2020年作曲の第3番を収録。ビザンチウムと、古代都市コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)からインスパイアされたという交響曲第2番は、聖母マリアと正教会の司教職の紋章にちなんで名づけられた第1楽章「ブラケルナエのバナキア」のハープと弦楽器の神秘的な響きで幕を開け、終楽章で、オスマン帝国によって都市が陥落するまでの情景が描かれています。交響曲第3番は、フィンランドの国民的叙事詩カレワラの第47章から第49章の物語に基づいており、フィンランド神話のシャーマニズム的な要素が盛り込まれています。この録音では、声楽パートを初演者イアン・ボストリッジが歌い、ムストネンとの息のあった演奏を聴かせます。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
オッリ・ムストネン(1967-):
1-4. 交響曲第3番「Taivaanvalot 天空の光」(2020)-テノールと管弦楽のために
1. Bars 1-264 ("I have a good mind")
2. Bars 265-497 ("Still the sun is not shining")
3. Bars 498-684 ("The bird sets about talking")
4. Bars 685-end ("He went to Vainamoinen")
5-8. 交響曲第2番「Johannes Angelos ヨハネス・アンジェロス」 (2013)
5. I. The Panagia of Blachernae
6. II. St. Spyridon's Day
7. III. At the Church of the Holy Apostles
8. IV. Aleo e polis
【演奏】
オッリ・ムストネン(指揮)
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団
イアン・ボストリッジ(テノール)…1-4
【録音】
2022年11月24-26日…1-4
2023年5月29-30日…5-8
トゥルク・コンサート・ホール(フィンランド)
総収録時間:64分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年10月06日 00:00