フランコ・ファジョーリ指揮!ヴェルサイユ王室歌劇場管&カタルーニャ音楽堂室内合唱団~ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(2枚組)
人気絶頂のカウンターテナー、ファジョーリが描き上げるヘンデルの金字塔的名作
現代を代表するカウンターテナーの一人で、2018年の来日時にも多くの人を虜にしたフランコ・ファジョーリが、自ら当たり役を多く演じてきた作曲家であるヘンデルの代表作に指揮者として臨んだ注目の新録音。
ヴェルサイユ宮殿に集う気鋭奏者たちからなる室内オーケストラ(弦楽編成は5/5/3/3/1、管楽器は各パート1人ずつの配置)、バルセロナの歴史ある劇場を拠点とし古楽復興に大きな功績を果たしてきた合唱協会を母体とする室内合唱団と一体感あるアンサンブルを織り上げ、頼れる独唱陣と共に起伏に富んだドラマを鮮やかに織り上げてゆきます。
テンポ変化を活かしながらも古楽器演奏に多い鋭角的な表現をいたずらに誇示せず、ニュアンスと濃やかな色彩感を追求した解釈が作品全体を通じてきわめて効果的で、歌詞の味わいが際立つ歌いまわしと共に、ヘンデルの音作りの粋がおのずから浮かび上がる仕上がり。
Zig-Zag Territoiresで長く活躍した俊才エンジニアのフランク・ジャフレスの仕事ぶりも頼もしく、ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂空間に響きわたる、新時代の瑞々しさに満ちた傑作の味わいを見事に収めています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ『メサイア』HWV 56(全3部)
【演奏】
マリー・リス(ソプラノ)
マルゲリータ・マリア・サーラ(コントラルト)
パブロ・ベムシュ(テノール)
アレックス・ローゼン(バス)
カタルーニャ音楽堂室内合唱団
(合唱指揮: シャビエル・ピュイグ)
ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団(古楽器使用)
コンサートマスター&独奏: レオノール・デ・レーラ(ヴァイオリン)
フランコ・ファジョーリ(指揮)
【録音】
2022年12月10、11、17、18日
ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
収録時間: 132分
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年10月12日 00:00