dip|ニューアルバム『HOLLOWGALLOW』12月13日発売
日本を代表するオルタナ・ギターロック・バンドdip、9年ぶり14作目のアルバム!dip、32年目の新境地。
9年ぶり14作目は、聴くほどに底なし沼に引きずり込まれるように深みにハマってしまう大傑作だ。ЯECK(FRICTION)、田渕ひさ子(toddle、ex.ナンバーガール)、細海魚(HEATWAVE etc.)をゲストに迎えた、かつてなくドープでヒプノティックでドラッギーな、蒼き冷気漂う12曲。dipの王道にして新次元が深く響く。何度も聴け。そして潜れ。」(小野島大)
1991年の結成以来、ボーカル&ギターのヤマジカズヒデを中心に日本のオルタナティブ・ロック・バンドとしてex.THE SMITHのジョニー・マーもフェイバリットにあげるなど唯一無二の存在として国内外で熱狂的な支持を得ているdip。
前作2014年リリースのアルバム「neue welt」[読み:ノイエ・ヴェルト]などの作品で長年に渡りプロデューサーを務めてきた石塚 BERA 伯広[読み:イシヅカ ベラ ノリヒロ](ヤマジとクハラカズユキ(Dr:The Birthday etc.)とのスリーピース・バンドqyb[読み:キュウ・ワイ・ビー]ではベース担当。元・筋肉少女帯のメンバーで、大槻ケンヂとの電車、戸川純ソロプロジェクト、木魚、プノンペンモデルなどでも活躍)が2019年に交通事故で急逝。これまで旗振り役を務めてくれた音楽的なパートナーが不在の中、当時のマネージメント・オフィスを離れ、ヤマジがセルフ・マネージメントをはじめざるを得ない状況で雑務が増えたことやコロナ禍での行動制限もあり、新作の着手へ向かう気持ちになるのに時間がかかりました。
しかし、2023年に入り、昨年10月に亀戸ハードコア10周忌のライブ・イベントで同じバンドの一員として共演したシーナ&ロケッツの鮎川誠さんが突然1月に旅立たれたこともあり、60歳も近づいて来たヤマジが、今後の音楽人生での優先順位を考えた時に、dipの3人での特別な進化の可能性と「新曲を作らないバンドは解散した方が良い」という信念から遂にdipの制作が始まりました。
結成当時はSONIC YOUTH、PAVEMENT、DINOSAUR JR.、MY BLOODY VALENTINEなど90年代の新しいロックと、それ以前から好きだったTELEVISION、THE VELVET UNDERGROUND、PINK FLOYD、CANなどの影響が強かったのですが、今やそれらのエッセンスがうまくMIXされ、ナガタ&ナカニシによるリズム隊の生み出すソリッドでドライブ感のあるビートに、ヤマジのボーカルとギターがのっかってdipならではの音楽に昇華されています。
ヤマジカズヒデはミュージシャンズ・ミュージシャンとしても評価が高く、2017年のギターマガジン誌のプロ・ギタリストが選ぶ「ニッポンの偉大なギタリスト50」にランク・インしています。
2013年からは毎年フジロックでのex.THE ROOSTERSの池畑潤二を中心とするROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRAに参加。2019年、石塚BERAが急逝した3日後の岡山での戸川純のライブに急遽ピンチヒッターとして出演の後、戸川純のYAPOOS(ヤプーズ)に正式メンバーとして参加。他にもex.THE ROOSTERSの大江慎也のバンドなどdip以外でも精力的に活動しています。
収録内容
01. kauteater
02. labo
03. self rising flower
04. for never end
05. hollowgallow
06. perverse
07. nicked lake
08. the place to go
09. slan
10. il faut continuer
11. traffic
12. eva
掲載: 2023年11月16日 18:00