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フルトヴェングラー/ベートーヴェン“フィデリオ”全曲(1948)(ターラ盤)が25年ぶりに復活!

フルトヴェングラー

2024年に没後70年を迎えるフルトヴェングラー。
ターラの国内未発売の名盤、べートーヴェンの《フィデリオ》(1948)が25年ぶりについに復活!
「レオノーレ第3番」はデモーニッシュな迫力!
劇的緊迫感みなぎる最高の名演!

 

フルトヴェングラーの≪フィデリオ≫全曲盤は、4種類の音源があります―(1)1948年8月3日ザルツブルク・ライヴ(2)1950年8月5日ザルツブルク・ライヴ(3)1953年10月12日ウィーン・ライヴ(DISCOS/SEVENSEAS 原盤)(4)1953年10月13~17日ウィーンでのHMV/EMI録音。今回のは(1)、巨匠が戦後ザルツブルク音楽祭に復帰して翌年(1948年)に行なったライヴ。ターラが1999年にORFの音源から正規初CD化を行なったものです。いままで国内発売されずに幻の名盤となってきたのは第1幕の第5~8曲が欠落しているから。しかし改めて聞いてみてもこの演奏はすごい。巨匠の気合いの入れ方が違います。全編を貫く熱気と緊張感!「レオノーレ」序曲第3番の白熱ぶりとド迫力はこの演奏が最高です!重々しいゆったりした出だしからコーダにおける猛烈なアッチェレランド、自由への歓喜の爆発まで・・・フルトヴェングラーが「圧政への抵抗」がテーマのこのオペラを愛し、第2幕の「牢獄の場」が終わったところでこの「レオノーレ」序曲第3番を演奏するスタイルを確立した理由もわかります。歌手陣ではドイツのワグネリアン・ソプラノ、エルナ・シュリューター(1904-1969)がスケジュールの都合でキャンセルとなったフラグスタートの代役を立派に務めており、フロレスタンを歌うパツァーク、ピツァロ役のフランツはとりわけ、見事です。

貴重な資料、ターラのオリジナルCD(FURT-1047/8)に掲載されている公演プログラム2点((1)1915年3月23日リューベックでの、フルトヴェングラーが「フィデリオ」を初めて指揮した公演(2)1942年1月16日ウィーン国立歌劇場で「フィデリオ」を初めて指揮した公演)を転載します。

音源が一部(第1幕の第5曲~第8曲)欠落しておりますが、この頃の放送録音としては非常に良好な音質!ノイズもほとんどありません。従来の海外盤に勝るとも劣らない鮮明な音質がキング関口台スタジオでの最新リマスターによってさらにパワーアップ!フルトヴェングラーの≪フィデリオ≫、1948年ザルツブルクでの公演、緊迫感・劇的感最高の名演をご堪能ください。
(キングインターナショナル)

KKC4342/3(2CD)
MONO
60:57/ 67:55
国内製作
日本語帯・解説付
(解説:山崎浩太郎)

【曲目】
ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》(全曲)/フルトヴェングラー(1948)【2CD】

【演奏】
エルナ・シュリューター(ソプラノ:レオノーレ)
リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ:マルツェリーネ)
ユリウス・パツァーク(テノール:フロレスタン)
ルドルフ・ショック(テノール:ヤキーノ)
フェルディナント・フランツ(バス:ドン・ピツァロ)
ヘルベルト・アルゼン(バス:ロッコ)
オットー・エーデルマン(バリトン:ドン・フェルナンド)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

【録音】
1948年8月3日 ザルツブルク祝祭小劇場(ライヴ)
原盤:仏ターラ(FURT-1047/8) (P)1999

注:第1幕の第5曲~第8曲の音源が欠落しています。

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020

掲載: 2023年12月21日 15:00