フルシャ&バンベルク響/ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB 109
フルシャ、バンベルク響による
ブルックナー未完の交響曲第9番
2022年本拠地ヨーゼフ・カイルベルト・ザールでの録音
2024年クラシック音楽界はブルックナーの生誕200周年に沸いており、続々と注目の録音がリリースされています。今回登場するのは、2016年から首席指揮者を務めているヤクブ・フルシャとバンベルク交響楽団によるブルックナーの未完の交響曲第9番。両者は3つの稿による交響曲第4番(KKC-6613/ACC-30533CD)の録音も行っており、長年のブルックナー演奏の経験から生まれた充実した演奏を聴かせています。
1894年11月30日、ブルックナーは交響曲第9番の第3楽章を完成させました。他の交響曲と同様に4楽章構成の作品として作曲されていましたが、その当時すでにブルックナーの体調は悪化。終楽章の作曲は彼の死の16か月前の1895年5月24日に開始されています。彼はこの楽章の172小節目まで書き上げ、その後、200小節分は部分的にオーケストレーションされています。現在では、多くの補筆完成版が存在し演奏されていますが、今回フルシャはブルックナーによって完成された3楽章までの演奏を行っています。
ヤクブ・フルシャはバンベルク交響楽団との契約を2029年まで延長しており、両者の良好な関係が生んだ新録音となっています。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB 109
I - (Feierlich, misterioso) 25;31
II - Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell 10:33
III - Adagio. Langsam, feierlich 24:01
【演奏】
ヤクブ・フルシャ(指揮)
バンベルク交響楽団
【録音】
2022年11月、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール
輸入盤・日本語帯・解説付
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ANTON BRUCKNER
掲載: 2024年04月02日 18:00