ジェズアルド・シックス『心の女王』~2024年来日記念盤となる最新アルバム!
「ジェズアルド・シックス」 来日記念盤!16世紀初頭ヨーロッパの宮廷で歌われた、聖母マリアと地上のマリアに捧げるモテットとシャンソン集!
1993年生まれ、若くして作曲家、指揮者、歌手、オルガニストなど多彩に活動を拡げる天才ミュージシャン、オワイン・パークがディレクターとバス声部を担当するイギリスの男声ア・カペラ・アンサンブル、「ジェズアルド・シックス(G6)」。
「心の女王(Queen of Hearts)」と題されたG6の最新盤(9thアルバム)は、ジェズアルド・シックスが得意とする、入念にキュレーションされたプログラムです。
16世紀初頭のヨーロッパにおいて、神聖な女王(聖母マリア)と世俗的な女王(メアリー・テューダーやアン・ブーリン等)に捧げられたモテットとシャンソンのコレクションで、聖俗の区別が曖昧にされたこのプログラムには、ブリュメル、コンペール、ジョスカン、ゴンベールら当時の著名な作曲家の作品を中心に、あまり知られていない作曲家の佳作も織り込み、オワイン・パーク自身の作品や、エジンバラを拠点に活動するイギリスの現代作曲家&チェリスト、ニンフェア・クラットウェル=リードの作品(どちらもこのプログラムを補完するために特別に書かれたもの)が絶妙なスパイスとして加えられています。
ジェズアルド・シックスは2024年11月にはついに待望の初来日公演を予定しており、来日記念盤として、今作の日本語解説&歌詞訳付き国内仕様盤もリリースいたします。
(東京エムプラス)
[解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き]
解説:オワイン・パーク、ガイ・ジェームズ(日本語訳:生塩昭彦)
【曲目】
1. アントワーヌ・ブリュメル(c.1460-1512/13):あなたの保護に向かって
2-3. ジョスカン・デ・プレ(c.1450/55-1521):この世の道理を超えて
4. ロワゼ・コンペール(c.1445-1518):退屈し
5. ジョスカン・デ・プレ:千の後悔(千々の悲しみ)
6. ブリュメル:いばらの中にゆりの花があるようだ
7. ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-1518):ひそかな後悔
8-10. コスタンツォ・フェスタ(c.1485/90-1545):だれが与えるのだろう?
11. オワイン・パーク(b.1993):マリアのための祈り
12. ブリュメル:絶望の湖にすっかり投げ込まれ
13. アントニウス・ディヴィティス(c.1470-c.1530):この娘は美しい
14. ヨハネス・プリオリス(fl. c.1485-1512):神の親しい友よ
15. ジャン・ムトン(before 1459-1522):あなたはことごとく美しく
16-17. ジャン・レリティエ(c.1480-after1551):サルヴェ・レジナ(ようこそ天の女王)
18. ニンフェア・クラットウェル=リード(b.1989):もう喜びはなく
19. ムトン:すべての後悔のうちで
20. アントワーヌ・ド・フェヴァン(c.1470-1511/12):ただ待っている
21. プリオリス:わたしは命を消費し
22. ニコラ・ゴンベール(c.1495-c.1560):すべての後悔が
23. ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ(c.1510/15-1555/6):わたしは野の花
【演奏】
ジェズアルド・シックス〔ガイ・ジェームズ(カウンターテナー)、ジョゼフ・ウィックス(テノール)、ジョシュ・クーター(テノール)、マイケル・クラドック(バリトン)、サミュエル・ミッチェル(バス)〕
オワイン・パーク(指揮、バス)
アラスター・オースティン(テノール/tr.23)
【録音】
2023年6月22日-24日、セント・ジョージ教会(ケンブリッジ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年04月26日 00:00