ジョージ・リー『ムーヴメンツ』~シューマン、ラヴェル、ストラヴィンスキー
[Arabeske in C Major, Op. 18]
日々自身の音楽を模索しながら、聴衆を惹きつける天性の才能を発揮するジョージ・リーによる、人間の感情のすべてが体現された舞曲アルバム
2015年、第15回チャイコフスキー国際コンクールで第2位を獲得した中国系アメリカ人ピアニスト、ジョージ・リー。4歳からピアノを始め、ピアニストを目指します。音楽家として幅広い知見を身に着けたいと願った彼は、ハーバード大学とニューイングランド音楽院のジョイントプログラムを選択し、様々な経験と研鑽を積みました。日々自身の音楽を模索しながら、華麗な技巧と並外れた優雅さ、聴衆を惹きつける天性の才能を発揮する、今最も注目を浴びる若手の一人。
このピアノ曲アルバムのタイトルとして《ムーヴメンツ》を選んだことで、ジョージ・リーはその作品の構造とダンスの精神の両方を強調しています。シューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」の18楽章(ハ長調のアラベスクで補足されています)の後に、ラヴェルの 8つの舞曲からなる「高雅で感傷的なワルツ」と、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカからの3楽章」が続きます。これらの作品には色彩と調和の効果が反映され、内向的衝動と外向的衝動の間の進化が見られます。「ダヴィッド同盟舞曲集」には、不安、悲しみ、勝利、至福、純粋な愛、などの人間の感情のすべてが体現されています。このプログラムは、物語の弧を維持しながら、音楽の各瞬間に独自の個別の声を表現するスペースが与えられ、異なる課題が提供されています。
(ワーナーミュージック)
【曲目】
シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ M.61
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
【演奏】
ジョージ・リー(ピアノ)
【録音】
2023年6月13-15日、サンフランシスコ音楽院、Hume Concert Hall
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年06月14日 12:00