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山﨑賢人が新境地を切り開く!映画『アンダーニンジャ』で魅せた新時代の忍者像

2025年1月24日、映画『アンダーニンジャ』が公開された。主演を務めた山﨑賢人は「新たなハマり役を手に入れた」と早くも話題を集めている。本作は、現代社会に潜む新しい忍者像を描いた花沢健吾による同名漫画を実写映画化したもの。山﨑は末端忍者である主人公・雲隠九郎という謎多きキャラクターを魅力的に演じきっている。

●圧倒的な演技力で数々の「ハマり役」を生み出し続ける山﨑賢人
今や世代を超えて圧倒的支持を集める山﨑。2015年に『ヒロイン失格』『orange-オレンジ―』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞してから、数々の映像作品で功績を残してきた。さらに近年では人気漫画の実写化作品で次々と主演を務め、原作ファンをも唸らせるほどのハマり役を生み出し続けている。

特に『キングダム』シリーズでは圧巻のアクションシーンを披露。彼の剣さばきと躍動感あふれる演技は、日本国内のみならず海外のファンをも魅了することに。また公開前から原作キャラとのギャップが心配されていた『ゴールデンカムイ』では、体重を約10kg増量して挑むというストイックな役作りを敢行。持ち前の高い身体能力でハードなアクションも体当たりで演じ、再現性の高さで好評を博した。

山﨑の実写化作品はアクションだけではない。人気ギャグ漫画『斉木楠雄のΨ難』の実写化作品ではコメディの才能を開花させ、自身のイメージを覆す演技を披露。幅広い演技力とカリスマ性が光る作品となり、大きな注目を集めることとなった。どんな役でも真摯に向き合い、自分のものにしようと演じ切る姿勢こそが山﨑の最大の魅力といえるだろう。

そんな山﨑が挑んだ映画『アンダーニンジャ』の監督は、クセのある実写化でおなじみの福田雄一。九郎の圧倒的強さの中にもどこか余裕が漂うアクションシーンは見事な再現度で、福田監督と山﨑の細部にわたるこだわりを感じさせる。これまでの経験を存分に活かした山﨑の演技にも注目したいところだ。

『アンダーニンジャ』の原作漫画は、現在も「週刊ヤングマガジン」にて絶賛連載中。主人公・雲隠九郎は、一見するとおんぼろアパートに住むただの引きこもりニートだが、只者ではない空気感を身にまとう謎多き人物だ。

所謂下っ端である「下忍」のため忍者組織の者からの扱いは雑だが、高い身体能力と観察眼を持つ彼が、現代社会で一風変わった「忍務」に挑む。シュールなギャグと先の読めないシリアスなストーリー展開に、読み手はどんどん引き込まれていくだろう。映画とあわせて、ぜひ原作もチェックしてほしい。

タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年02月07日 21:20

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