アトムにブラック・ジャックも!令和の時代に新たに紡がれる「手塚作品」たち

国際的な催事のナビゲーターに「アトム」と「ブラック・ジャック」が起用されるなど多くのキャラクターが愛され続けている手塚治虫。没後30年以上を経て、令和の時代に新たに描かれる「手塚作品」を振り返ってみよう。
▽「鉄腕アトム《オリジナル版》」一覧はこちら。
●漫画の神様・手塚治虫の作品が続々と映像化
手塚治虫といえば、1963年に放送を開始した国産初の連続アニメ『鉄腕アトム』や日本初の長編カラーアニメ『ジャングル大帝』など、日本のアニメ業界に大きな影響を与えた人物だ。そんな彼の作品の数々が、近年新たな形で再び描かれている。
2025年2月には、“性と愛”をテーマに1970年に描かれた問題作「アポロの歌」が実写ドラマ化。佐藤勝利と高石あかりのW主演、全7話で放送された。実写化ではほかにも、「ブラックジャック」が2024年に高橋一生の主演でドラマ化。同年にショートフィルムとして実写化された「ミッドナイト」が、全編iPhone 15 Proで撮影されたことも話題になった。
アニメでは、これまで映像化されていなかった「火の鳥・望郷編」が2023年に初のアニメ映画化。「配信版」と「劇場公開版」とで異なるエンディングが用意された。「鉄腕アトム」の一編「地上最大のロボット」を原作に、浦沢直樹が描き上げた「PLUTO(プルートゥ)」も2023年にアニメ化され、国内外で高い評価を得ている。
▽浦沢直樹「PLUTO」一覧はこちら。
また、漫画では彼の代表作「鉄腕アトム」のキャラクター“天馬午太郎”と“お茶の水博志”を主役に、アトムの誕生までを描いた「アトム ザ・ビギニング」が連載中。現在単行本が22巻まで発売されており、2017年にはTVアニメ化もされた人気作だ。
▽ゆうきまさみ × カサハラテツロー「アトム ザ・ビギニング」一覧はこちら。
令和になった今も、人を惹きつけてやまない手塚作品の数々。原作はもちろんのこと、新たに解釈された現代の作品にも触れてみてはいかがだろうか。
タグ : レビュー・コラム
掲載: 2025年04月16日 18:58

