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『沈黙の艦隊』新作映画が9月公開!映像化された「かわぐちかいじ作品」をおさらい

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数々のヒット作を世に放ち、とくにミリタリー描写に定評のある漫画家・かわぐちかいじ。これまでにも彼の作品は数多く映像化されてきたが、9月26日には『沈黙の艦隊 北極大海戦』の公開を控えている。今回はそんなかわぐちかいじのプロフィールを紹介するとともに、過去の映像化作品を振り返ろう。

●数々の漫画賞を受賞した珠玉の作品たち

1968年に「ヤングコミック」掲載作「夜が明けたら」でデビューしたかわぐち。その後「はっぽうやぶれ」「プロ」「ハード&ルーズ」など多数のヒット作を生み出してきた。さらに「アクター」「沈黙の艦隊」「ジパング」の3作品で講談社漫画賞を受賞。「太陽の黙示録」「空母いぶき」で小学館漫画賞を受賞するなど、いずれの作品も高い評価を得ている。

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9月に映画が公開となる「沈黙の艦隊」は、1988年~96年に連載された作品。日本で極秘に開発されていた原子力潜水艦「シーバット」の艦長・海江田は突如クルーと共に謀反を起こし、独立国家「やまと」の樹立を宣言する。所有する核ミサイルを抑止力として、世界平和の実現を目指す海江田。無くならない戦争や核兵器の廃絶、世界平和を考えさせられる名作だ。

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同作は紙と電子書籍合わせて累計発行部数3200万部を突破する大ヒット作で、2023年には大沢たかお主演・プロデュースで映画版第1作が公開された。さらに2024年には映画のその後を描いたドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』が配信され、Amazon MGMスタジオが日本で手掛けた作品の中で歴代1位の国内視聴数を記録している。

ほかにも「生存LifE」「ジパング」「太陽の黙示録」なども映像化されているかわぐち作品。2024年5月には、生田斗真ヤン・イクチュンの日韓実力派俳優がW主演を飾った密室エンタテイメント映画『告白 コンフェッション』が公開された。同作は原作を「賭博黙示録カイジ」の福本伸行、作画をかわぐちが務めたことでも話題になっている。

今回ピックアップした「空母いぶき」は、西島秀俊佐々木蔵之介ら豪華キャストにて2019年5月に実写映画が公開。原作では第1巻冒頭から、かわぐちらしい圧巻の描写で軍事衝突の危機が描かれている。『沈黙の艦隊』新作映画公開にあわせて、ぜひこの迫力と緊張感を体感して欲しい。

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タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年08月25日 22:52