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ラファエル・ピション&ピグマリオン 『ブラームス:ドイツ・レクイエム』 2025年10月31日発売

ブラームス:ドイツ・レクイエム

透明感のある繊細な響き、絶美の管弦楽
ピションのドイツ・レクイエム
作品のもつ普遍性を超越した超絶名演

CD


■作品詳細

今やヨーロッパでも最もチケットのとりにくいアーティストとも言われるピション&ピグマリオン。毎回のリリースのたびに、内容、水準とも世界を驚かせる演奏を展開しております。このところモンテヴェルディやバッハときておりましたが、ここでブラームスのドイツ・レクイエムの登場です。冒頭の弦楽による前奏からただならぬ美しさの響きにおどろかされ、続くきわめて繊細な合唱の入りに、作品に引きずり込まれます。
ブラームスのドイツ・レクイエムは、「苦悩する者たちへの慰め」。最後の審判の壮大で圧倒的なビジョンに基づく死者のためのレクイエムとは異なっています。ブラームスがこのレクイエムに着手したのは24歳頃のこと。以降ほぼ10年間、この作品に取り組み続けることになります。ブラームスはこの作品において、テキストの選定にも細心の注意を払いつつ、宗教のメッセージの伝達者の役割を担っているわけではありません。むしろ、ブラームスは、本質的に孤独な個人としての立場で作品を仕上げています。1867年10月9日に指揮者カール・ラインターラー宛ての書簡でブラームスは、「タイトルに関しては、正直に言うと、『ドイツ』という言葉ではなく、『人間』とだけ書きたいものです」。と述べています。
壮大な管弦楽と合唱をもつ編成をとっていますが、ピション率いるピグマリオンにかかると、たとえばピアノ・ソロ作品のきわめて親密な瞬間に感じられるような、慈しむ感情や震えるような繊細な美しさが花開いています。
(HARMONIA MUNDI)

■収録曲

ブラームス:ドイツ・レクイエム op.45
1. I. Selig sind, die da Leid tragen (Chorus) 10'44
2. II. Denn alles Fleisch, es ist wie Gras (Chorus) 13'34
3. III. Herr, lehre doch mich, daß ein Ende mit mir haben muß (Baritone and Chorus) 8'52
4. IV. Wie lieblich sind deine Wohnungen, Herr Zebaoth (Chorus) 4'57
5. V. Ihr habt nun Traurigkeit (Soprano and Chorus) 6'45
6. VI. Denn wir haben hie keine bleibende Statt (Baritone and Chorus) 10'18
7. VII. Selig sind die Toten, die in dem Herrn sterben (Chorus) 9'54

【演奏】
ラファエル・ピション(指揮)
ピグマリオン(合唱、管弦楽)
ザビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)
ステファヌ・ドゥグー(バリトン)

【録音】
録音:2024年12月
フィルハーモニー・ド・パリ、ピエール・ブーレーズ・ホール
収録時間:65分07秒

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モーツァルト:レクイエム


J.S.バッハ:マタイ受難曲



ラファエル・ピション

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2025年08月28日 15:00

更新: 2025年10月30日 12:00