CPO レーベル~2026年2月発売新譜情報(8タイトル)

CD(8タイトル)
■作品詳細
知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。
今回はヨハン・クーナウの宗教曲全集(8枚組)、38名の作曲家の作品を15台の歴史的オルガンで収録したフリードヘルム・フランメによる『北ドイツ・バロックのオルガン音楽』(22枚組)、ヴィレンス&ケルン・アカデミーによる『テレマン:フランクフルトの祝祭音楽1716年』、ハンス・ガルの室内楽曲集、ハンス・ケスラーの交響曲と協奏曲などCD8タイトルがリリースされます。
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グレゴール・マイヤー(指揮)オペラ・ムジカ、カメラータ・リプシエンシス
ヨハン・クーナウ(1660-1722)はドイツ・ザクセン州生まれの作曲家で、貧しい大工の家に生まれながら奨学生として教育を受け、ドレスデンを経てライプツィヒ大学で法学と音楽を学びました。1684年に聖トーマス教会のオルガニストとなり、1701年にはヨハン・シェッレの後任としてトーマスカントルに就任、没するまで同職を務めました。優れた教育者としても知られ、ハイニヒェンやグラウプナーといった後進を育てています。クーナウはまた、鍵盤音楽史において重要な存在です。1692年に出版された『新鮮なクラヴィーアの果実』によって、鍵盤楽器のための多楽章ソナタという形式を確立し、1700年の『聖書ソナタ』では聖書の物語を音楽で描写する標題音楽の先駆的作品を残しました。さらに風刺小説『音楽のいかさま師』を著すなど、法律家・文筆家としての一面も備えています。
しかし、彼の死後、トーマスカントルの後任にJ.S.バッハが就いたこともあり、クーナウは長らく「バッハの前任者」としてのみ語られ、その作品は過小評価されてきました。本シリーズは、そうした状況を見直すために企画された、現存するクーナウの宗教作品全曲録音プロジェクトです。2013年の第1巻は5曲のカンタータの世界初録音を含み高い評価を受け、その後も多くの初録音を重ねてきました。
録音は、ゲヴァントハウス合唱団芸術監督グレゴール・マイヤーの主導により、声楽アンサンブルのオペラ・ムジカと古楽器アンサンブル、カメラータ・リプシエンシスが担当。初期のイタリア風作品から後期の大規模なカンタータ、マニフィカトやミサ・ブレヴィスに至るまで、最新の校訂譜に基づく見事な演奏が行われています。
この録音活動に呼応し、ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社は全カンタータの学術的批判校訂版の出版を開始し、包括的な「クーナウ・プロジェクト」が形成されました。本全集は、2022年6月5日のクーナウ没後300年を記念して完結し、彼の宗教音楽を現代に甦らせる決定的な成果として評価されています。
(ナクソス・ジャパン)
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フリードヘルム・フランメ(オルガン)
【38名の作曲家の作品を15台の歴史的オルガンで収録。北ドイツのバロック・オルガン音楽の豊饒さを伝える壮大な企画がボックス化】
このBOXは北ドイツ・バロック時代のオルガン音楽に関する10年に及ぶ集中的な研究の成果です。名高い作品とともに、長らく忘れられていた曲や再発見された曲の他、演奏機会の少ない作品も織り交ぜて紹介し、ブクステフーデ以前に、きわめて高度な作曲・演奏文化が存在していたことを鮮明に示しています。それは同時に、J.S.バッハへと至る重要な音楽史的道標でもあります。オルガニストのフリードヘルム・フランメは、2004年から2013年にかけて38人の作曲家による作品を録音し、22枚組・総演奏時間24時間超という壮大な集成を完成させました。加えて230ページに及ぶブックレット(ドイツ語・英語)には、作曲家や収録作品の解説、用いられたオルガンの概略や、音色の組み合わせを示すストップの構成が掲載されています。
フリードヘルム・フランメは、デトモルト音楽大学で教会音楽・オルガン・指揮・音楽学・作曲・神学を学び、同大学最高位の教会音楽資格「A-Examen」および国家演奏家資格を最優秀で取得。さらにパーダーボルン大学で宗教教育を修め、フリードリヒ・グルダの研究により博士号を取得しています。デトモルト音楽大学で教鞭を執る一方、教育・演奏両面で国際的に活躍し、cpoレーベルで多数の全集録音を手がけました。2004年にはデュリュフレのオルガン作品全集で国際的評価を受け、現在はドイツのニーダーザクセン州南部で開催されるオルガン音楽祭、Vox Organiの芸術監督としても活動しています。
(ナクソス・ジャパン)
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ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):フランクフルトの祝祭音楽1716年(2枚組)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンス(指揮)ケルン・アカデミー
【1716年、フランクフルトに鳴り響いたテレマンの大規模な祝祭音楽がよみがえる!】
1714年のスペイン継承戦争終結後、新たな火種となる後継者問題に悩みを抱えていたハプスブルク家に、1716年4月13日、待望の後継者が誕生しました。皇帝カール6世とエリザベート・クリスティーネ夫妻の第1子レオポルトです。これによりハプスブルク家の権力基盤が強化され、ヨーロッパの政情の安定と平和が保証されたと受け止められました。これを祝して帝国の各地で行事が催され、同年、帝国自由都市で皇帝選挙と戴冠式が行われる都市でもあったフランクフルト・アム・マイン(フランクフルトの正式名称)で行われた祝賀行事では、同市の音楽監督テレマンが、祝祭音楽の作曲にとどまらず当日の演奏計画など行事全体において大きな役割を担いました。フランクフルトが抱える楽団だけでは大規模な作品は演奏できないと考えたテレマンは、優れた楽団として名を馳せていたダルムシュタットの宮廷楽団から腕利きの演奏家たちを呼び寄せました。そうした名人や名歌手のために書かれたであろう技巧的な楽曲がこの祝祭音楽の中心となっています。
祝祭音楽は2部構成。まず教会音楽である「キリスト教国よ!歓喜の饗宴を祝え」が午前中に教会で演奏され、その日の夕刻にはセレナータ「ドイツは平和のうちに緑が茂り、花が咲く」が都市の中心レーマーベルク広場で演奏されました。どちらも管弦楽と合唱に独唱陣が加わる大規模な作品で、神聖ローマ帝国の後継者誕生を盛大に祝うにふさわしいものでした。「キリスト教国よ!歓喜の饗宴を祝え」は2部構成で、5人の独唱者に加え、オーボエ、フルート、ヴァイオリンが独奏楽器として用いられています。壮麗なアリア第6番では、ソロ・トランペットが英雄的な雰囲気を強調。トランペットとティンパニは歓喜の歌が幾重にも重なる第2部で特に力強く鳴り響き、最終曲の合唱では冒頭の合唱のフーガが再び取り上げられ、音楽は円環を閉じるように壮大に締めくくられます。
セレナータ「ドイツは平和のうちに緑が茂り、花が咲く」は、擬人化された様々なキャラクターが登場する音楽劇で、ドイツの擬人化であるゲルマニアを主人公に、平和の神、戦いの神、運命の神などが登場し、ドイツの平和と世継ぎの誕生を盛大に祝い、ハプスブルク家の子孫の繁栄と祝福で幕を閉じる大規模な作品です。冒頭には導入曲として10分程度の協奏的な器楽合奏曲が配置され、非常に豊かで多様な楽器編成と合唱・独唱の組み合わせが音楽に豊かな色彩をもたらしています。
こうした盛大な祝賀行事が催されたにもかかわらず、1716年11月、レオポルトは誕生からわずか半年でこの世を去ってしまいます。しかし、テレマン自身は自らの作曲技法の粋を注ぎ込んだこの作品を大変気に入っており、一度きりしか取り上げられないのはあまりにももったいないと思ったのか、1723年には音楽監督に就任していたハンブルクで再び取り上げました。この作品に機会音楽に留まらない普遍的な価値を感じていたことの証拠と言えるでしょう。
1716年のフランクフルトに鳴り響いた盛大なテレマンの祝祭音楽を、古楽界のトップランナーであるヴィレンス率いるケルン・アカデミーが優れた独唱者たちとともにすばらしい演奏で現代に再現しています。テレマンという作曲家の偉大さを改めて実感できる格好の録音です。
(ナクソス・ジャパン)
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ハンス・ガル(1890-1987):弦楽四重奏曲、弦楽五重奏曲、5つの間奏曲
カタリン・ケルテース(ヴァイオリン)、レイヨ・トゥンカリ(ヴァイオリン)、ハンナ・パッカラ(ヴィオラ)、エミリアーノ・トラヴァシーノ(ヴィオラ)…1-4、ラウリ・プラッカ(チェロ)…1-4、ウッラ・ランペラ(チェロ)…5-13
ハンス・ガルは、ブラームスの系譜に連なる後期ロマン派の伝統を終生守り抜いた作曲家・音楽学者です。マンディチェフスキに学び、ウィーンの学究的環境で育まれた確かな対位法と旋律感覚を基盤に、調性を保った明晰な語法を確立しました。ナチスを逃れて英国に亡命後はエディンバラを拠点に活動し、厳しい時代を生き抜いた内省と節度ある抒情を音楽に刻みました。弦楽五重奏曲は1976年、彼が86歳の時に完成させた晩年の代表作。2台のヴィオラを含む五声のテクスチュアを生かした豊かな主題展開と、感情の深みが共存する洗練された作品です。弦楽四重奏曲第4番は内省的なアダージョで始まる点が特徴で、半音階的緊張と遊び心に富む楽章が交錯し、「伝説」「バーレスク」「悲歌」といった性格的楽章を経て、終楽章のフガートが生の喜びを高らかに歌い上げます。初期作「5つのインテルメッツォ」は、第一次世界大戦前のウィーン時代に作曲されたもの。舞曲風の軽やかな性格小品が連なり、スラヴやハンガリー的要素を含む旋法的和声が特徴です。控えめな題名とは裏腹に、堅固な構成と高度な対位法が、若きガルの意欲を示しています。
(ナクソス・ジャパン)
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ハンス・ケスラー(1853-1926):パッサカリア協奏曲、交響曲ロ短調
ルドルフ・ピールマイヤー(指揮)ニュルンベルク交響楽団、フョードル・ルディン(ヴァイオリン)
ハンス・ケスラーは、バイエルン州ヴァルデックに生まれ、ミュンヘン音楽院でラインベルガーらに学んだ後、指揮者・理論教師として活動しました。1879年にブダペストを訪れブラームスと出会ったことは、彼の音楽的立場を決定づける出来事となります。1883年、リストの招聘によりハンガリー音楽院の教授に就任し、作曲科主任として20年以上にわたり教育に尽力しました。門下からはバルトーク、コダーイ、ドホナーニ、カールマンらが育ち、20世紀ハンガリー音楽の基盤形成に決定的な役割を果たしました。しかし、民族主義的な圧力や政治体制の変化により晩年は困窮し、多くの作品が散逸したまま生涯を終えました。ケスラーの音楽は、ブラームス的な古典主義を軸としつつ、リストやベルリオーズや後期ロマン派の色彩的・描写的要素を取り入れた折衷的様式に特徴づけられます。教育者としての自覚から、自作を作曲技法の模範として提示する姿勢を貫きました。
このアルバムで紹介される交響曲と「パッサカリア協奏曲」はいずれも世界初録音です。交響曲はベートーヴェン以後の四楽章交響曲のモデルを堅持し、協奏曲は単一楽章形式にバロック的変奏技法と後期ロマン派の和声を融合させ、明暗の対比に満ちた表現で、失われゆく調性世界への哀感を鮮やかに刻んでいます。
(ナクソス・ジャパン)
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バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):5幕の肖像画 - 2人のソプラノのための二重唱曲集
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)、ハナ・ブラシコヴァー(ソプラノ)、ハトホル・コンソート(古楽器使用)、ロミーナ・リシュカ(トレブル・ヴィオール、バス・ヴィオール&指揮)
【古楽界のトップ・ソプラノ2人が描く、バルバラ・ストロッツィの音楽による肖像画】
バルバラ・ストロッツィは、詩人・台本作家であるジュリオ・ストロッツィの娘として生まれ、モンテヴェルディの高弟フランチェスコ・カヴァッリに学んだ17世紀ヴェネツィアの女性作曲家です。父親ジュリオはバルバラに幼いころから英才教育を受けさせ、彼女も類稀な音楽的才能を発揮。男性作曲家と同様に、楽譜を出版し、音楽で生計を立てることができた当時としては稀有な存在でした。その作品は、モンテヴェルディやカヴァッリらが実践した歌詞の言葉の意味や込められた感情を効果的に示したセコンド・プラティカ(第二の作法)に基づくもので、時に彼らに勝るとも劣らない激しく濃厚な表現を用いています。
このアルバムは、バルバラが出版した曲集から二重唱を中心にセレクトし、彼女の生涯を音楽によって描き出す5部作の肖像画として構成。「秘密の恋人」「恋するヘラクレイトス」といった彼女の代表的な作品も収録し、ドロテー・ミールズとハナ・ブラシコヴァーという現代古楽界を代表する二人のトップ・ソプラノが、苛烈なまでの情念表現を卓越した歌唱力で描き切っています。エジプトの女神ハトホルの名を冠するドイツのハトホル・コンソートは、2012年にヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のロミーナ・リシュカによって結成された古楽器アンサンブル。この録音では、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート&ギター、オルガン、ハープといった一般的な通奏低音に加え、複数の共鳴弦を持つ弦楽器リローネ、北欧起源でタンジェントというキーを持つ弓奏弦楽器のニッケルハルパ、箱に張り巡らされた弦をハンマーで叩いたり、爪弾いたりして音を出すサルテリオという特殊な楽器も導入し、歌に寄り添いながらその情念表現をより引き立てています。
バルバラ・ストロッツィが17世紀を代表する偉大な作曲家であることを高らかに謳う名盤の誕生です!
(ナクソス・ジャパン)
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フランツ・クサヴァー・リヒター(1709-1789):4つの交響曲
ミヒ・ガイック(指揮)オルフェオ・バロック管弦楽団(古楽器使用)
【オーストリアの名古楽オーケストラによるマンハイム楽派の重要な作曲家リヒターの交響曲集】
フランツ・クサヴァー・リヒターはモラヴィアに生まれ、1722年から27年にかけてモラヴィアのウヘルスケー・フラジシュチェのイエズス会で教育を受けました。おそらくイタリアなどで研鑽を積んだ後の1740年には、アルプスの麓の都市ケンプテンに移り、アンゼルム・ライヒリン・フォン・メルデック修道院長の宮廷で、副楽長、後に楽長として仕え、1744年にはパリで「12の交響曲」を出版するなど、名声を築き上げていきました。さらに1747年よりマンハイムに移り、作曲家、弦楽奏者、バス歌手として、名高いマンハイム楽団で活躍しました。若いころから晩年にかけて70曲以上の交響曲を作曲し、音楽史上では交響曲というジャンルの発展に大きな貢献をした作曲家です。
存命中から独創的で革新的な作風と評されていたリヒターの交響曲は、このジャンルの黎明期ということもあり、さまざまな創意工夫が施された実験的とも言える作品も含んでいます。このCDに収録された変ロ長調の交響曲は、ケンプテンからマンハイムへの移行期にあたる1744年から1752年にかけて作曲されたとされ、第3楽章ではヴェネツィアの複合唱形式のようにオーケストラが二群に分けられ、それぞれで異なる拍子が指定されるというユニークな構成となっていて、そのためこの楽章は「La Confusione(混乱)」と名付けられています。1760年ごろの作曲とされる「シンフォニア・コン・フーガ ト短調」(フーガを伴うシンフォニア)は、リヒターのフーガ研究の粋が込められた交響曲で、ルネサンスやバロック時代のポリフォニックな要素が盛り込まれた、宗教曲を想起させる荘厳な雰囲気を備えています。「交響曲 ニ短調」作品3-4は、マンハイム時代に作曲され、1760年にパリのヴェニエ社によって初版が出版されました。力強いアレグロ・コン・スピリトで始まる変化に富んだ作品で、疾風怒濤期を想起させる激しさを持っています。「交響曲 ト長調」作品4-6(BoeR 25)もマンハイム時代に作曲されたとされ、1764年、アムステルダムで出版されました。マンハイム楽派らしいフォルティッシモで始まる第1楽章、オペラのレチタティーヴォとアリアのような緩徐楽章の第2楽章を経て、ホルンのモチーフが特徴的なフーガを持つ快活な第3楽章で締めくくられます。
4つの交響曲それぞれに趣向が凝らされた個性あふれる作品で、バロック時代の3楽章形式を採りつつも、その後の古典派の交響曲と比べても劣ることのない完成度を誇っています。生き生きとした演奏でその魅力を存分に伝えているオーストリアの優れた古楽器オーケストラが、オルフェオ・バロック管弦楽団(ミヒ・ガイック主宰)。結成から約30年、古楽演奏の最前線で活躍し、テレマンやバッハから、マンハイム楽派、モーツァルト、そしてシューベルトの交響曲までをレパートリーとし、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭など世界最高峰の音楽祭にも出演。cpoレーベルを中心に40を超えるアルバムをリリースしています。このアルバムでは弦楽器4-4-3-2-1にオーボエ2、バスーン1、ホルン2、チェンバロという編成で演奏しています。
(ナクソス・ジャパン)
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アグネス・ティレル(1846-1883):合唱曲とピアノ作品集 - 即興曲、別れ、グランド・ソナタ第2番 他
キーラ・シュテッケヴェー(ピアノ)…1-7、12-15、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団…2-3、8-11、グレゴール・マイヤー(指揮)…2-3、8-11
【早世の女性作曲家、アグネス・ティレルの作品集】
アグネス・ティレルは、現在のチェコ・ブルノに生まれた作曲家・ピアニスト。彼女の短い生涯と作品は今なお十分に知られていません。英語教師の父とチェコ出身の母のもとで育ち、幼少期から多言語と音楽に親しみました。9歳で演奏会に出演し、16歳でウィーン楽友協会音楽院(現在のウィーン国立音楽大学の母体)に進学、ピアノをアダベルト・パッハーに師事しましたが、健康上の理由から演奏家の道を断念し、作曲に専念します。交響曲やオペラからピアノ曲、歌曲まで約300曲を遺し、フランツ・リストに献呈した練習曲集は高く評価されました。36歳で早世した後、その作品は長く忘れられていましたが、近年の研究と校訂により再評価が進みつつあります。
このアルバムには合唱曲とピアノ曲を収録。どれもティレルの多彩な表現力を伝えるものです。ニ短調の静かな雰囲気を持つ「別れ」はハイネの詩が用いられており、「夏の早朝」や「過ぎ去りしもの」では、ガイベルの詩を用いて生命の輝きが歌われます。また近年、ドイツのピアニスト、作曲家キーラ・シュテッケヴェーの尽力によりピアノ作品の初出版が進み、「グランド・ソナタ第2番」をはじめとする重要作が世に紹介され、ティレル再評価の動きは大きく前進しています。
(ナクソス・ジャパン)
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カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2026年01月08日 12:30