注目アイテム詳細

CPO レーベル~2026年3月発売新譜情報(8タイトル)

アウリス・サッリネン

CD(8タイトル)



■作品詳細

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回はアウリス・サッリネンの交響曲全曲と主要な管弦楽作品を集めた8枚組に、生誕250年記念、作曲家としてのE.T.A.ホフマンを知る8枚組、アルノルト・メンデルスゾーンの交響曲第2番、ダンツィの3つのフルート三重奏曲、アルブリーチの貴重な作品集、ブラムバッハのピアノ四重奏曲集、インスブルック古楽音楽祭2023の話題の公演、ヴィヴァルディの《オリンピーアデ》、レオポルド・ヴァン・デア・パルスの弦楽四重奏曲集第2集のCD8タイトルがリリースされます。

アウリス・サッリネン(1935-):交響曲全集、協奏曲、バラバの対話、室内楽作品集(8枚組)
アリ・ラシライネン(指揮)ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団、ノールショピング交響楽団、ほか

2025年に90歳を迎えたフィンランド楽壇の重鎮アウリス・サッリネンの交響曲全曲と主要な管弦楽作品を集めたセット。
サッリネンはシベリウス音楽院でヨーナス・コッコネンらに師事、卒業後は作曲の教師を務めながらフィンランド放送交響楽団で指揮者としても活動しました。フィンランド政府から終身年金受給資格を得てからは創作活動に専念しています。近代以後のフィンランドの作曲家にとって交響曲の創作は、シベリウスの模倣を避けつつ独自性を打ち立てるという挑戦でもありました。サッリネンの作品は調性を含む古典的な形式や素材を土台に現代性を表現しようとするもの。音響面での実験性や前衛性は少なく、息の長い旋律、冷たさを感じる音色、重厚な構成などが特徴で、地理的に近く文化的な交流のあった当時のソ連/ロシアやエストニアの20世紀音楽に通じる要素も感じられます。規模はいたずらに長大化することなく、演奏時間は15分前後から40分弱。
このセットの更なる魅力は、シベリウス・アカデミーゆかりのすぐれた演奏家が起用された協奏曲や室内楽作品。超絶的なアコーディオン奏者として来日公演でも人気を博したミカ・ヴァユリュネンや、チャイコフスキー・コンクール第2位入賞で長谷川陽子や上村文乃らの指導者としても知られるアルト・ノラスらの演奏は、これらの作品の基準となるものでしょう。サッリネンは聖書においてキリスト磔刑の際に釈放されたバラバに関心を寄せており、ここにも複数の作品が収められています。
(ナクソス・ジャパン)

E. T. A. ホフマンの音楽 - 管弦楽、室内楽、器楽、教会音楽から歌劇まで(8枚組)
ヨハネス・ゴリツキ、ノイス・ドイツ・チェンバー・アカデミー、ヴォルフガング・ブルンナー、ほか

幻想文学で名高いE.T.A. ホフマンの生誕250周年を記念し、彼の音楽家としての業績を再訪しようというcpoらしいボックス。
モーツァルトの20年後に生まれたホフマンは、本名エルンスト・テオドール・ヴィルヘルム(E.T.W.)・ホフマンながら、モーツァルトを敬愛してその名前アマデウスをとってE.T.A.ホフマンを名乗るほどの音楽好きでした。法律家の家に生まれ裁判官となりますが、ナポレオン戦争で職を追われて劇場監督の職を得たのを契機に、音楽評論や音楽作品の創作活動を活発化させます。唯一の交響曲や5つのピアノ・ソナタ、オペラなどの舞台作品や教会音楽など、多岐にわたる創作活動のうち主要作品をカバーした当セットは作曲家E.T.A.ホフマンに関心のある人にとって最良のガイドとなることでしょう。
ホフマンは全作品の約半数を舞台音楽の分野に費やし、ドイツ語オペラと音楽劇の可能性を真剣に模索しました。歌劇《愛と嫉妬》は、1804年に着想され1807年に完成したホフマン最初期の本格的オペラですが、劇場から上演を拒否されてしまった、いわば幻の作品。メロドラマ《ディルナ》は、インドを舞台に異国趣味、朗読、音楽を融合させた幻想的な作品。
宗教音楽ではカトリック的な志向が強く、厳粛かつ劇的な面を備えた作品を生み出しました。管弦楽分野での代表作は交響曲 変ホ長調。比較的恵まれていたワルシャワ時代に作曲・初演されたもので、明快で祝祭的な響きを備えています。室内楽では、厳格な構成を持つハープ五重奏曲や、ベートーヴェンの影響下で対位法と幻想性を追求したピアノ三重奏曲が収録されています。ピアノ・ソナタは、古典派形式を基盤に自由なフーガや大胆な性格対比を取り入れ、ロマン派を先取りする音楽世界を築きました。
CD6にフリードリヒ・ヴィットの交響曲が収録されているのは、ホフマンがヴィットの交響曲を論じて「交響曲はいわば楽器によるオペラである」という言葉を残したことによるもの。ホフマンの言葉を思いつつこの曲を聴くことで、ホフマンの美意識を追体験してもらおうという意図によります。
(ナクソス・ジャパン)

アルノルト・メンデルスゾーン(1855-1933):交響曲第2番、ヴァイオリン協奏曲
ウルリヒ・ヴィントフール(指揮)ハンブルク交響楽団、ジリン・グオ(ヴァイオリン)

思想家モーゼス・メンデルスゾーンの曾孫で、父がフェリックス・メンデルスゾーンの従兄(いとこ)でもあるアルノルト・メンデルスゾーンは、合唱音楽の分野で高い名声を得ながらも、器楽・管弦楽においても優れた作品を遺した作曲家でした。シレジアのラーティボーアに生まれ、ベルリンでキール、タウベルトらに学び、1880年にボンでオルガニストおよび教育者として活動を始めました。1883年からはビーレフェルトの楽友協会で音楽監督を務め、モーツァルトやフェリックス・メンデルスゾーンの作品、ベートーヴェン《第九》などを指揮。1890年以降はダルムシュタットを拠点とし、後にホッホ音楽院(現フランクフルト音楽・舞台芸術大学)教授として多くの後進を育てました。1919年以降は器楽作品に創作の重心を移し、1921年には異例とも言える長大な序奏を持つヴァイオリン協奏曲を発表しました。翌年に書かれた交響曲第2番は4楽章構成、演奏時間40分近い大作。彼は1890年にブルックナーの第7交響曲を聴いて大きな感銘を受け、この曲の第1楽章はブルックナーへのオマージュとされていますが、類似性はありません。舞曲の要素と内省的な楽想が交互する作品で、この曲の初演が成功した際には、当時ベルリン・フィルの首席指揮者に就任したばかりのヴィルヘルム・フルトヴェングラーが「次の交響曲はぜひとも私が初演したい」と語ったと伝えられます。ヴァイオリン協奏曲でソリストを務めるジリン・グオは数々のコンクールで入賞歴を持つ中国期待の奏者です。
(ナクソス・ジャパン)

フランツ・ダンツィ(1763-1826):フルート三重奏曲 Op. 71
ロレンツォ・ガブリエーレ(フルート)、アンナ・カイザー(ヴァイオリン)、ヨハネス・ベルガー(チェロ)

フランツ・ダンツィの「3つのフルート三重奏曲」は、作曲家晩年の室内楽を代表する作品であり、古典派から初期ロマン派への移行期の特徴を色濃く映しています。マンハイム宮廷の音楽一家に生まれたダンツィは、父イノチェンツをはじめとする高度な音楽的環境の中で育ち、後年はカールスルーエを拠点に作曲家・指揮者・評論家として活動しました。生涯にわたりモーツァルトへの深い敬愛を抱くとともに、弟子ウェーバーとの交流は、彼のロマン派的美意識を育む重要な要素でした。この作品71の三重奏曲は詩情、ドラマ性、民族的要素を取り込み、3曲それぞれが異なる性格を持っています。チェロを独奏的に扱う緻密な書法にダンツィの個性が示されています。
ロレンツォ・ガブリエーレは、18~19世紀タイプのフルート(トラヴェルソ)を使用し、バロックからロマン派までの広範なレパートリーを持っています。2019年のテレマン国際コンクール第1位をはじめ、数多くの受賞歴を誇る他、演奏活動と音楽学研究を結びつけ、未発見の作品の出版にも尽力しており、フルートのレパートリー拡大に大きく貢献しています。
(ナクソス・ジャパン)

ヴィンチェンツォ・アルブリーチ(1631-1687):宗教カンタータ集
マンフレート・コルデス(指揮)ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス

【17世紀ローマを中心にヨーロッパを股にかけて活躍した作曲家アルブリーチの貴重な作品集】
ヴィンチェンツォ・アルブリーチは、1631年に歌手の子供としてローマに生まれ、1641年からはコレギウム・ゲルマニクムでジャコモ・カリッシミに学びました。1647年にサンタ・マリア・イン・ヴァッリチェッラ教会のオルガニストを務めた後、スウェーデンのクリスティーナ女王の宮廷やイギリスのチャールズ2世の宮廷にも仕え、ドレスデンの宮廷ではハインリヒ・シュッツの下で副楽長を務めるなど国際的に活躍し、プラハでその生涯を終えました。ドレスデンに数多く残されていたアルブリーチの作品は、1760年にプロイセン軍がドレスデンを包囲・砲撃した際に焼失してしまいましたが、スウェーデンのウプサラのデューベン・コレクションには約70の作品が現存し、そこからラテン語による教会音楽7曲と器楽合奏曲2曲を収録したのがこのアルバムです。
これらは、1から5声部の声楽パートを中心に、2~4声部の弦楽器パートと通奏低音という編成による教会カンタータと呼べるジャンルのものです。「オラトリオの父」カリッシミから劇的な書法を学んだと思われるアルブリーチの音楽は、17世紀ローマのバロック音楽の最良の例と呼ぶのにふさわしい充実した作品群となっています。16から17世紀の音楽研究と実践の泰斗マンフレート・コルデス率いるブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスは、主にCPOレーベルで50枚を超えるアルバムを発表している老舗古楽グループ。ドイツ語圏の古楽を主なレパートリーとしていますが、このアルブリーチのようにその周辺の作曲家の掘り起こしにも力を注いでいます。この録音にはウルリケ・ホフバウアーやゲオルク・ポプルツらソリストとして活躍する歌手が参加。ヴィオラ・ダ・ガンバのヒレ・パールら器楽陣も実力者揃いです。5人の歌手とヴァイオリン3、ヴィオラ・ダ・ガンバ2という弦楽器群に、通奏低音はドゥルツィアン、キタローネ、オルガンという編成で、アルブリーチの貴重な作品を生き生きと聴かせてくれています。
(ナクソス・ジャパン)

カスパール・ヨーゼフ・ブラムバッハ(1833-1902):ピアノ四重奏曲、ピアノ六重奏曲(2枚組)
エルンスト・ブライデンバッハ(ピアノ)、インゴ・デ・ハース(ヴァイオリン)、トーマス・レッセル(ヴィオラ)、ミハイル・ネムトソフ(チェロ)

カスパール・ヨーゼフ・ブラムバッハは、ボン近郊に生まれ、ヒラーやライネッケらに学んだドイツ・ロマン派の作曲家。1850年代に室内楽作品で頭角を現し、演奏家・教育者としても活動の幅を広げ、1861年には故郷ボンの音楽監督に就任しました。ヘンデルやハイドンから珍しい作品までを取り上げた意欲的な企画で注目を集める一方、専用のオーケストラがないなどの環境的制約やメディアの批判などにより1869年に辞任を余儀なくされます。その後は合唱音楽の創作に比重を移し、ドイツ国内外で大きな成功を収めましたが、保守的な作風ゆえに後世では評価されることがありませんでした。ここで聴ける作品は、彼が高度な構成力と詩情を備えた作曲家であったことを示しています。ヴィオラ2本を含む特徴的な編成によるピアノ六重奏曲では、若き作曲家の自信と創意が鮮やかに示され、ピアノ四重奏曲ではシューマン的な伝統に拠った変ホ長調から、成熟期に書かれたイ短調、循環形式による晩年のト短調まで、ロマン派の正統的語法を基盤としつつ、ブラムバッハの内面的深化が示されています。
(ナクソス・ジャパン)

アントニオ・ヴィヴァルディ:歌劇《オリンピーアデ》RV725(3枚組)
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)インスブルック古楽音楽祭管弦楽団、コーロ・マギーニ(合唱団)

インスブルック古楽音楽祭2023の話題の公演、ヴィヴァルディの《オリンピーアデ》がCDで登場!
ヴィヴァルディといえば、「四季」「調和の霊感」などヴァイオリンを中心とする協奏曲の作曲家として語られることが多いですが、近年では声楽作品、特にオペラに対する注目度が高まり、作品の上演・録音が頻繁に行われています。この《オリンピーアデ》もヴィヴァルディのオペラの代表作の一つとして注目を集めています。
《オリンピーアデ》の台本は、ウィーンの宮廷詩人であった当代随一の劇作家ピエトロ・メタスタージオが、1733年に神聖ローマ皇帝カール6世の皇后エリーザベト・クリスティーネ(マリア・テレジアの母)の誕生日のために書きおろしたもの。アントニオ・カルダーラが作曲し、上演されました。オリンピアの地で主神ゼウスに捧げる競技大会であった古代オリンピックを題材に、過去の恋愛や友情でつながる4人の男女が、勝ったものには王女を与えるという競技に巻き込まれるという波乱の恋物語は大ヒットし、この後、この台本を基に70人以上もの作曲家が音楽を付けたのでした。ヴィヴァルディの作品はその3作目に当たり、1734年にヴェネツィアのサンタンジェロ劇場で初演されると話題を呼んで大ヒットとなりました。男同士の友情、男女の恋愛、成り代わりが生む悲劇、死んだと思われた王子の登場、そして大団円という劇的な展開をヴィヴァルディの音楽が巧みに盛り上げています。
2023年のインスブルック古楽音楽祭での上演では、冒頭のシーンでトレーニング・ジムが舞台に再現され、さながら現代のオリンピックのような演出となっていました。ラファエレ・ペとベジュン・メータという優れた歌唱技巧を要する実力派カウンターテナーが、性格を異にしながらも親友同士である二人を見事な歌で演じています。音楽祭の芸術監督デ・マルキの下、腕利きの古楽奏者が集ったオーケストラも迫力満点。ヴィヴァルディのオペラ作曲家としての再評価をさらに加速させる画期的な演奏です。
(ナクソス・ジャパン)

レオポルド・ヴァン・デア・パルス(1884-1966):弦楽四重奏曲集 第2集 - 弦楽四重奏曲第4番-第6番、フルート五重奏曲 他
ウラ・ミールマン(フルート)、ヴァン・デア・パルス四重奏団

レオポルド・ヴァン・デア・パルスはオランダ人の父とデンマーク人の母の下にサンクトペテルブルクで生まれ、同地で音楽を学びました。その後、ローザンヌを経てにベルリンでグリエールに師事。ロマン派、印象主義、民族的要素を融合し、精神性を重視した独自の作風を築きました。ここでは第1集(555282)に続く後期の弦楽四重奏曲を中心に収録。未完成の四重奏曲は新婚期の幸福感に満ちた抒情的な作品。第4番の第1楽章は短い動機の変奏が特徴。第5番は戦時下の孤立を描き、第6番は「言葉なきレクイエム」。全編が悲嘆の旋律に満ちています。併録のフルート五重奏曲は、フルートの幻想的響きが印象的な作品です。ァン・デア・パルス四重奏団は、レオポルド・ヴァン・デア・パルスの孫がチェロを務めるスウェーデンのアンサンブルで、情熱的で一体感に満ちた演奏が高く評価されています。
(ナクソス・ジャパン)

2026年2月発売分はこちら>>>

2026年1月発売分はこちら>>>

2025年12月発売分はこちら>>>

2025年11月発売分はこちら>>>

2025年10月発売分はこちら>>>

2025年9月発売分はこちら>>>

2025年8月発売分はこちら>>>

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2026年02月12日 13:30