インタビュー

リメイク/リモデルに優れたウィルのプロデュース・ワークあれこれ その2

CHRISETTE MICHELE 『I Am』 Def Jam(2007)
ここでは2曲を手掛けているが、ボブ・マーリー“Could You Be Loved”を素朴にループしてラップも添えた“Be OK”は特にアーシーで素晴らしい仕上がり。ボブの“Africa Unite”をリタ直々のご指名でリミックスしたこともあるウィルならではのネタ使いだろう。
(轟)

FERGIE 『The Dutchess』 Will.I.Am/A&M(2006)
“Big Girls Don't Cry”が全米No.1を奪ったばかりの超ロング・ヒット作。ウィルは同曲も含めてほぼ全編を手掛け、ファンクやレゲエ、スカコアなどをカラフルに披露している。LAエレクトロの古典であるJJ・ファッドの“Supersonic”を用いた“Fergalicious”に大興奮!
(轟)

MACY GRAY 『Big』 Will.I.Am/Geffen(2007)
デビュー前の彼女を初期BEPに迎えていた縁もあって、メイシーとのタッグは相性抜群。ここでは10曲に関与しているが、恐らく追悼の意味も込めてJBネタをぶつけ、ソウル・シスターとしての彼女の存在感を引き出した“Ghetto Love”は出色の仕上がりだ。
(轟)


ジェイムズ・ブラウンの66年作『It's A Man's Man's Man's World』(King/ユニバーサル)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年10月04日 16:00

更新: 2007年10月04日 17:17

ソース: 『bounce』 291号(2007/9/25)

文/池田 貴洋、轟 ひろみ