isis(2)
「一人でも多くの日本人に聴いてほしくて作りました」(D-High-Low)という――それにしても、なんと率直で真っ当な動機なのだろう―― ミニ・アルバム『D-HOLIC + C-SONIC』にも、isisの魅力がわかりやすく描かれている。特に“MayCry”“Sakura”の2曲は、〈リスナーの心にナチュラルに沁み込んでいく〉という、ヒット・ソングの条件をしっかりと備えていると思う。
「“MayCry”はあからさまに背中を押す応援歌ではなく、さり気なく背中を押す風になってくれたら……と思って作りました。ライヴでもすごく喜んでもらえる曲だし、歌ってて気持ち良いですね。“SAKURA”は卒業ソングですね。いまも小学校~大学の頃の友達にすごく助けられてるし、やっぱりあの頃は無条件に楽しかったので、その頃を思い出してくれたら嬉しいです」(D-High-Low)
ユニット名の由来を「Soundのs、Specialのs、Streetのs、Smoothのs……いろんなsをi(自分たち)とi(ファン)で挟んでほしい」(D-High-Low)と説明する彼ら。〈ノスタルジックで切ない〉という伝統的な日本のポップスのスタイルを持ちながら、先鋭的な音楽センスもさりげなく感じさせてくれる。isisの音楽には、ジャンルや年齢を超えて支持されるだけの魅力が宿っているようだ。
「たくさんの仲間を増やし、いろんな街で迎え入れてもらえるisisになりたいです。とにかくいろんな街でライヴしたいっすね!」(D-High-Low)。
「まず痩せて、パーマをかけなおして(笑)、ヒロくんと共に走り続けます!」(Cu-Ta)。
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