吠える前に聴いておきたい作品たち――(1)
VARIOUS ARTISTS 『Rekids Revolution』 Rekids(2009)
今回アンダーワールドが選んだコラボ相手はいずれも旬の名前だが、やはり最大の目玉は“Bird 1”と“Grace”を手掛けたダブファイア? ディープ・ディッシュとしてのキャリアもありつつ、ここ数年に渡る高評価の引き金となったレディオ・スレイヴ“Grindhouse”のリミックスはこちらで。
PAUL VAN DYK 『In Between』 Vandit/ビクター(2007)
20年のキャリアを誇るベルリンの大物DJであり、“Born Slippy”のリミックス経験もある彼。大ぶりなダンス・トラックはトランスの文脈で大きな支持を集めているが、そんな明快さは今回のコラボ曲“Diamond Jigsaw”でも顕著なポールならではの持ち味だ。
VARIOUS ARTISTS 『Soundboy's Gravestone Gets Desecrated By Vandals』 Skull Disco(2008)
アル・トゥーレッツとのタッグで“Hamburg Hotel”を手掛けたのは、スカル・ディスコ音源で名を上げたアップルブリム。アル&アップル組の仕事だとプラネタリー・アサルト・システムズ“X Speaks To X”の名リミックスも記憶に新しい。
HIGH CONTRAST 『Tough Guys Don't Dance』 Hospital(2007)
ホスピタルを拠点にドラムンベースの機能性を拡張し続けるハイ・コントラストは、先行シングルの“Scribble”に加えてもう1曲、“Moon In Water”を共同プロデュース。なお、前者には同じホスピタルの新星たるネットスカイのリミックスもアリ。
VARIOUS ARTISTS 『Toolroom Knights Mixed By Mark Knight 2.0』 Toolroom(2009)
昨年はブラック・アイド・ピーズのエレクトロ化にも手を貸したマーク・ナイト。“Beautiful Burnout”のリミックスに端を発するアンダーワールドとの付き合いは、昨年のコラボ曲“Downpipe”を経て、新作へのプロデュース参加に結実! このミックスも必聴。
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2010年09月16日 17:08
更新: 2010年09月16日 17:08
ソース: bounce 324号 (2010年8月25日発行)
ディスクガイド/出嶌孝次