インタビュー

 

ここではキリンジの近作を振り返ってみましょう。デビュー10周年のアニヴァーサリー・イヤーとなった2008年には、まずシングル“朝焼けは雨のきざし”(コロムビア:1)をリリース。カップリングには前年9月に行われた日比谷野外大音楽堂でのライヴ音源10曲が収録されました。続いて3月にアルバム『7』(同:2)を発表。前年に先行配信されたシングル曲7曲が収録されていることもあり、トータル感よりも楽曲ごとの個性とキャッチーさが際立ったアルバムでした。12月にはベスト・アルバム『KIRINJI 19982008 10th Anniversary Celebration』(同:3)をリリース。レーベルを越えた選曲でディスコグラフィーを総括したことによって、キャリアにひとつの区切りをつけた彼らは、2009年に入って馬の骨、グラノーラボーイズといったソロ活動にも精を出しながら、徐々にキリンジのモードへ。2010年7月のシングル“夏の光”(同:4)を経て、ニュー・アルバム『BUOYANCY』を届けてくれたのでした。

 

▼文中に登場した作品を紹介。

左から、“朝焼けは雨のきざし”(1)、『7』(2)、『KIRINJI 19982008 10th Anniversary Celebration』(3)、“夏の光”(4)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2010年09月22日 15:30

更新: 2010年09月22日 15:30

ソース: bounce 324号 (2010年8月25日発行)

文/bounce編集部

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