2010年のローリング・ストーンを確認!
RONNIE WOOD 『I Feel Like Playing』 Eagle/Ward
数々のゴシップで僕たちをヤキモキさせてきた彼が、こんな素晴らしい新作を届けてくれるとは! フェイセズみたいなグルーヴに溢れ、ストーンズ本隊みたいなソウルを満載し、キース・マナーのルーズなレゲエまで飛び出す快作。スラッシュやレッチリのフリーらゲストの豪華さよりも、主役の覇気漲る歌声とギターがすごい! *鈴木
LEE "SCRATCH" PERRY 『Revelation』 Megawave
2007年作に招かれたキースはこの最新作にもちゃっかり駆け付け、信者ぶりをアピール。その参加曲“Books Of Moses”ですが、クレジットによるとピアノやベースもいじらせてもらったよう。でもやっぱり聴きどころはギターで、ヘンテコなフレーズがループする、最近のリー作品のなかでも際立ってファンキーな出来となりました。*山西
JERRY LEE LEWIS 『Mean Old Man』 Verve Forcast
ミック、キース、ロニーがそれぞれ参加した3曲は、どれもカントリーがストーンズ・サウンドの根っこにあることを浮き彫りにしてみせた好曲。ジョニー・キャッシュみたいなかっこいいナンバーに仕上がったロニー参加のタイトル・トラック、ミックの献身的なサポート・コーラスが微笑ましい“Dead Flowers”が特に秀逸。*鈴木
AXEL ZWINGENBERGER/DAVE GREEN/CHARLIE WATTS 『The Magic Of Boogie Woogie』 Vagabond
ピアニストのアクセルとチャーリーは、かつてブギウギのドキュメンタリー映画も共同製作した仲。これは、その2人にウッドベース奏者のデイヴを加えたトリオ作品です。内容は1930年代にタイムスリップしたような、ド直球なもの。チャーリーの趣味全開ですよ。*山西
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