インタビュー

Tiara 『Tears』

  

 「涙は人を成長させる。うれし涙、くやし涙、悲しい涙、どんな涙にも意味があると思っています」

 まるで澄みきった泉。
その透明感あふれるピュアな歌声で聴く者の心をおだやかに導くシンガーTiara。
2ndアルバム『Tears』には、彼女の<素直な想い>があふれている。

 

 「前作までは<アーティストはこうあるべき>と考えていた部分もあったけど、
今回はナチュラルでフラットな自分を表現してみようと。
制作に入る前、8年間ロングだった髪をばっさり切ったんです。
先行シングル“愛しすぎて”のPVで本当に切るシーンを撮影しているんですけど、
あれはある意味、決意表明。そこで何かが吹っ切れたんですよね」

 

  自分と向き合う時間が増えたことで、前作に比べて自身による作詞・曲も増えた。
「今までの自分にない暗い曲を作ってみたくて」という想いでできたバラード
“「ごめんね。」”をはじめ、「よりシンプルに素直に書くことを心がけた」という等身大のTiaraを解き放った楽曲が並ぶ。
 

 

一方で「自分の中にはない歌を歌ってみたい。新しい自分に出会いたい」と、
ソング・ライティングを依頼した楽曲も収録。
<昔も今も憧れの人>と語る傳田真央がプロデュース、共演も果たした
自身初の女性コラボ・チューン“Girls be ambitious! with 傳田真央”や、
GIORGIO “13”CANCEMI<So'Fly>によるプロデュースで「ヴォーカルの新境地を引き出してもらえた」という
So'Flyとの切ないミディアム・バラード“もう誰にもとられたくない”など、Tiaraの新しい側面が垣間見れる。
また、沢田知可子の“会いたい”や、ラッパーK.J.を迎えての河口恭吾の“桜”といったカヴァー曲も
<歌謡曲が好き>という彼女らしい独特の味を放っていて新鮮だ。

 

タイトルの『Tears』は、本人いわく「私の歌には必ず<涙>に関連する言葉が入っていることに気づいて」
名付けられたという。

 

恋愛ソングと普遍的なメッセージ・ソングと、<涙>で奏でる全14曲。

 

「涙は人を成長させる。うれし涙、くやし涙、悲しい涙、どんな涙にも意味があると思っています。
だから泣きたいときは素直に泣きましょう。そんな想いをこめたアルバムですね」

 

  

■NEW Album……『Tears』 2/16 on sale!

SONG LIST
01.もう誰にもとられたくない feat. So'Fly
 (日本テレビ系「ハッピーMusic」2月エンディング・テーマ)
02.愛しすぎて
  (テレビ朝日系木曜ミステリー「京都地検の女」主題歌)
03.嘘でもいいから  
04.桜 ~君がいた場所~ feat. K.J.
05.~Tears~
06.「ごめんね。」
 (OAD「×××HOLiC・籠 あだゆめ」エンディング・テーマ)
07.PURIFY
08.もう一度だけ
09.Be Mine
10.Girls be ambitious! with 傳田真央
  (レコチョク shopping×SWORD FISH×Tiara テーマソング)
11.~Voice~
12.会いたい
13.ヒカリ(日本テレビ系「ハッピーMusic」8月オープニング・テーマ)
14.未来へと

 

■ PROFILE…Tiara(ティアラ)

09年デビュー・シングル「さよならをキミに… feat. Spontania」が80万DLヒット。
1stアルバム『Message for you』はオリコン初登場10位を獲得。
新世代の恋の伝道師として同世代の女性の支持を獲得した彼女が遂に2ndアルバムをリリース!!

 

   
記事内容:TOWER 2011/2/5号より掲載

カテゴリ : HOT PICKS

掲載: 2011年02月05日 12:00

更新: 2011年02月08日 15:33

ソース: 2011/2/5

岡部徳枝