インタビュー

GREEN DAY 『ウノ!』

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前人未踏の3作連続アルバム・リリース、待望の第1弾が到着!!

 

〈世界で一番売れたパンク・アルバム〉と呼ばれている1994年の『ドゥーキー』、〈パンク・オペラ〉とも言うべき作風でグラミー賞〈最優秀ロック・アルバム〉に輝いた2004年の『アメリカン・イディオット 』、三部構成の壮大なコンセプト・アルバム『21世紀のブレイクダウン』など、数々のメガヒットを飛ばし、もはやパンクの枠組みの中で語ることは不可能なグリーン・デイ。

作品ごとに新たな試みにチャレンジし、常に人々を驚かせ続ける彼らだが、今度はなんと2012年9月から2013年1月にかけて3作連続でアルバムをリリースするという。その第1弾となるアルバム『ウノ!』が到着した。

フロントマンであるビリー・ジョー・アームストロングをフィーチャーしたジャケットも目を引く今作。プロデュースは『アメリカン・イディオット 』などの過去作を手掛けてきたロブ・キャヴァロが担当し、レコーディングは彼らのホームタウンであるオークランドで行われたとのこと。

軽快なオープニング“ニュークリア・ファミリー”にはじまり、“レット・ユアセルフ・ゴー ”、“エンジェル・ブルー”など、原点回帰とも言える疾走チューンが満載。かと思うと、ビリーがファルセットを披露するディスコ調の“キル・ザ・ディージェイ”のような変化球も。そして、ラストを飾るシングル曲“オー・ラヴ”では、スタジアムでの大合唱が目に浮かぶようなアンセミックなコーラスを聴かせる。全編に渡ってグリーン・デイならではのポジティヴなヴァイブに満ち溢れており、期待を裏切らない仕上がりだ。

全12曲、40分弱を一気に走り切る本作。ともすれば、70分を超える大作だった前作『21世紀のブレイクダウン』と比べて随分あっさりしているようにも感じてしまうが、よく考えたらこれは3部作の序章に過ぎないのだ。

来るべき第2弾『ドス!』ではベースのマイク・ダーントが、第3弾『トレ!』ではドラムのトレ・クールが、それぞれジャケットでフィーチャーされている。3人がすべてを注ぎ込んだこの3部作が全容を現した時、私たちの目の前にはどんな風景が広がるのだろうか? 高まる期待を抑えきれない!



■ALBUM……『ウノ!』 9/26 on sale!


SONG LIST
01.ニュークリア・ファミリー
02.ステイ・ザ・ナイト
03.カーペ・ディエム
04.レット・ユアセルフ・ゴー
05.キル・ザ・ディージェイ
06.フェル・フォー・ユー
07.ロス・オブ・コントロール
08.トラブルメイカー
09.エンジェル・ブルー
10.スウィート・シックスティーン
11.ラスティ・ジェイムス
12.オー・ラヴ
13.レット・ユアセルフ・ゴー(LIVE ver.)※日本盤のみ収録



■PROFILE…… GREEN DAY(グリーンデイ)


1987年、幼なじみであったビリー・ジョー、マイク・ダーント、トレ・クールにより、サンフランシスコ・バークレーで結成。これまでに8枚のアルバムをリリースしており、2012年、8年ぶりとなる「サマーソニック2012」に参戦を果たした。


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記事内容:TOWER+ 2012/9/10号より掲載

カテゴリ : brand new!!!

掲載: 2012年09月10日 12:00

ソース: 2012/9/10

TEXT:粟野竜二