レイザーラモンRG 「Live in Japan」発売記念インタビュー
[ interview ]
2013年、お笑い界で脚光を浴びている芸人の1人。レイザーラモンRG。彼はいまやバラエティ番組やお笑いライブシーンでは欠かせない存在になりつつある。多くの人を魅了してやまない<あるある>の魅力、こだわりなどを聞いた。
<あるある>で日本における洋楽業界を盛り上げたいなって気持ちがある。
―前回はPV風、今回はライブ風の構成になっていますが苦労したところは?
「前回は先に曲を録って後でロケ地に行って合わせるんですけど、今回は生なので噛んだり音程をはずしたりできないので緊張しました」
―ではRGさんが、音楽に出会ったきっかけを教えてください。
「田舎出身なので限られたメディアしかなくて。僕は「CDジャーナル」をよく買っていたんです。当時はCDが世に出始めたばかりだったので、誌面ではその月に出たCDの情報が全部載ってたんです。各ジャンルの音楽評論家がだいたい3行くらいで作品解説をしていたんです。評価が良いと、すぐ買いに行って。だからジャンルレスなんです。それが今そのまま来てるというか」
―貸しレコード屋には行かなかったんですか?
貸しレコード屋もないくらい、本当に田舎だったんです。品番を書いた紙を持ってCDショップに行き、取り寄せてもらって聴いてました」
―たくさん聴いたなかで特に好きなアーティストや楽曲はありますか?
「これ!!っていうアーティストや楽曲はないんですよ。今回収録されているTHE BOOMの"風になりたい"は元々、スタッフの提案でライブでやるようになってからハマりましたし。だから日々、好きなアーティストや楽曲は変わってきます。常に新しいあるあるを更新しているので。でも、ライブでお客さんにリクエストを募ると前にやったあるあるをやってほしい!って言われることが多くて。僕の作ったあるあるがお客さんの心のハードディスクに残ってくれているというのは凄く嬉しいですね」
―色んなアーティストの楽曲に乗せてあるあるを生み出していますが、挑戦したいジャンルはありますか?
「んー。なんだろう…逆に僕が出会いを求めている状態ですかね。<これに乗せて歌ったらどうですか?>って提案されたものは断らないようにしてます。まずやってみて、合うかどうか。合わなくても諦めずに合わせにいってるんですけど難しいですね。あと、悔しいのは自分が女だったらなっていうのはありますね。女性の歌をもっと歌いたい。声帯だけ女性の自分を作りたいくらいです(笑)。性的ではなく、音楽的に女になりたい。いい曲がたくさんあるので」
―あるあるは邦楽だけ歌うなどの決まりはあるんですか?
「そもそも、このDVDを作る時点でたくさんの壁がありました。他人の曲を使って、あるあるを歌うのは無理だろうと思ったんです。だけど、スタッフさんがかなり頑張ってあるあるに乗せて歌ってもいいよって曲を探してきてくれたんです。
―頼もしいですね!! では、このDVDの見どころを教えてください。
「自分の歌と言いたいところなんですが(笑)。やっぱりマイケル富岡さんですね。80年代のキラキラした感じのVJをそのままやっていただいたので。あとは、今回演出にもこだわってます。あるあるのオチがどうとかっていうよりも、普通に音楽DVDとして楽しめると思います」
―最後に、タワーレコードといえば
「<NO MUSIC, NO あるある.>
■DVD…レイザーラモンRG 「Live in Japan」 now on sale!!
■収録曲
01. 田園(原曲:玉置浩二) 国際マラソンあるある / 帰省ラッシュあるある
02. もっと強く抱きしめたなら(原曲:WANDS) 片想いあるある
03. サヨナラ(原曲:GAO) カバンあるある
04. 蝋人形の館(原曲:聖飢魔II) ふるさとあるある
05. Bye For Now(原曲:T-BOLAN) 係長あるある
06. JAM(原曲:THE YELLOW MONKEY) 社員食堂あるある
07. Crazy Beat Goes On! (原曲:DA PUMP) オージービーフあるある
08. ENDLESS RAIN(原曲:X JAPAN) オシャレなカフェあるある
09. 星空のディスタンス(原曲:THE ALFEE) みそ汁あるある
10. 風になりたい(原曲:THE BOOM) からあげあるある
日本盤限定ボーナストラック One more time, One more chance(原曲:山崎まさよし) パントマイムあるある
掲載内容:2013/11/10号掲載