インタビュー

Ovallと3人の軌跡



45と並ぶorigamiの看板アクトとして飛躍を続けてきたOvallだが、その支持の拡大に伴ってメンバー個々の活動フィールドも広がる一方なのは本文にもある通りだ。まず、Ovallとソロ作『only the facts』で歌唱面も評価を高めたmabanuaは、ヴォーカリストとしてもDJ BAKUの作品に客演するまでに。継続的に絡んできたCHARAの新作ではTaka Hiroseとのユニット=mighty monoでも参加したり、Nao Yoshikaや川本真琴と手合わせしたり、裏方としての名匠ぶりもいよいよ極まってきた。また、奇しくもEARTの活動もお休みに入っている関口シンゴは、すでに1曲が先行配信されているvusik名義での新作が相当いい感じに仕上がってきそうだ。そして、七尾旅人や椎名純平、小林香織らの楽曲に関わるShingo Suzuki。これまではリーダーとしてバンドを牽引してきた彼だが、快作『The Abstract Truth』(2008年)以来となるソロ名義作にもそろそろ期待したい……ということで、このたびの活動休止をきっかけに、3人がよりいっそう忙しくなるのは間違いないだろう。



▼文中に登場したアーティストの作品を紹介。
左から、mabanuaの2012年作『only the facts』(origami)、DJ BAKUの2013年作『Jap OneEra』(POPGROUP)、CHARAのニュー・アルバム『JEWEL』(キューン)、川本真琴の2013年作『願いがかわるまでに』(MY BEST!)、vusikの2012年作『silent rain, silent sea』(NATURE BLISS)、七尾旅人の2013年作『リトルメロディ』(felicity)

 

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年12月25日 00:30

更新: 2013年12月25日 00:30

ソース: bounce 361号(2013年11月25日発行)

文/狛犬

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