KEANE、イギリス保守党に楽曲を使用され不快感を表明
イギリスの保守党が、選挙公約を発表する党大会でキーンのヒット曲“Everybody's Changing”を使用。それに対して、バンド・メンバーのリチャード・ヒューズが不快感を露わにした。彼はTwitterで以下のように綴っている。
「保守党がキーンの曲をマニフェストの発表時に使ったって聞いたよ。ゾッとしたね。はっきりさせておきたいんだけど、僕らは曲を使っていいか訊かれなかった。それに僕は保守党に投票するつもりはない」。
この保守党大会ではデヴィッド・ボウイの“Changes”なども使われており、横断幕に書かれた〈Vote For Change〉というスローガンが繰り返し叫ばれていた。キーンの曲にも〈Change〉という言葉が入っていたために、今回使われたのだと考えられる。音楽問題に詳しい法律家が、「Guardian」紙に語ったところによると、この一件では保守党が政治的なメッセージを伝えるためにキーンの曲を使ったと考えられるので、使用許諾を取るべきだったという。
この問題に対し、バンドのスポークスマンは「どうやら誰も(曲を使っていいか)訊かれなかったようです。しかし、使用許諾は必要なかったのではないでしょうか。会場が保有するPRS(著作権会社)へのライセンスで、ああいったイヴェントはカヴァーできるはずですから」と話している。また保守党側は、「あれは素晴らしい曲で、デヴィッド(・キャメロン保守党党首)が大好きなのです」という短い声明を発表した。