ノルウェーのカルト・バンド、TURBONEGROよりヴォーカルが脱退か?

カルト的な人気を誇るノルウェー出身のヴェテラン・パンク・バンド、ターボネグロより、ヴォーカルのハンク・ヴォン・ヘルヴェットが脱退した模様だ。

ノルウェーのメディア〈NRK〉が伝えるところによると、ハンクは昨年末より薬物中毒を克服するための処置を受けており、そのためバンドからの脱退を決意したという。他のメンバーは彼の申し出に驚いたものの、その動機については納得しているとのこと。彼らは昨年夏にいくつかのフェスに出演して以降、表立った活動を行っておらず、実質上の休止状態にあった。バンドが今後新たなヴォーカリストを迎えて活動を継続していくのかは、いまのところわかっていない。

93年にターボネグロに加入したハンクは、アリス・クーパーを彷彿とさせるメイク姿と圧倒的なヴォーカル・パフォーマンスでバンドの顔役として活躍。98年には彼のヘロイン中毒が原因でバンドは一時解散するも、2002年に再結成。その後はコンスタントに新作を発表し、ヨーロッパを中心に各地でライヴを行っていた。ファンはそれぞれの動向に注目しておこう。