MATTHEW HERBERT、新作でクラバーが発するサウンドをサンプリング

新プロジェクトの〈One〉3部作を現在展開しているエレクトロニック・ミュージック界の鬼才、マシュー・ハーバートが、その第2弾となるアルバム『One Club』を9月20日に海外でリリースする（日本盤は9月22日発売予定）。

4月に発表され、プロダクションから楽器の演奏までをひとりで手掛けたというシリーズ第1弾『One One』に続く本作。海外音楽メディア〈Resident Advisor〉によると、ハーバートはフランクフルトにあるクラブ＝ロバート・ジョンソン内にマイクを設置し、集まった観衆から発せられる物音をレコーディング。そこで得た素材をミニマルなテクノ・トラックに採り込んだとのこと。棺桶のなかでカー・ラジオを再生させてレコーディングを行うなど、これまでもユニークな手法を用いて独特のダンス・ミュージックをつくってきた彼だけに、どのようなサウンドに仕上がっているのか非常に気になるところだ。

なお、3部作を締め括る作品では一匹の豚をフィーチャーしたアルバム『One Pig』が登場するとのこと。こちらの完成にも期待しておこう。

〈MATTHEW HERBERT 『One Club』収録曲〉
1. Robert Johnson
2. Jenny Neuroth
3. Alex Duwe
4. Oliver Bauer
5. Marcus Bujak
6. Marlies Hoeniges
7. Nicolas Ritter
8. Jalal Malekidoost
9. Rafik Dahhane
10. Kerstin Basler