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今敏監督の未完アニメ映画「夢みる機械」の制作続行が決定

 

今年8月24日に亡くなったアニメーション監督の今敏が生前に企画していた映画「夢みる機械」の制作続行が決定した。

「夢みる機械」は、「東京ゴッドファーザーズ」「パプリカ」などの長編アニメ映画で世界的な評価を得ていた今監督が、次回作として制作に取り掛かっていた作品。原作と脚本も手掛けていた彼の逝去により、映画の完成は危ぶまれていたが、同アニメの制作会社であるマッドハウスは本日11月12日付で制作の続行を正式に発表。キャラクターデザインと作画監督を担当していた板津匡覧が監督代行、彼と同様に過去の今作品にも関わってきた人気アニメーターの井上俊之が共同作画監督となり、今監督の遺志を継いで作業を再開することがあきらかとなった。

電気ロボットのリリコと、彼女が作り出したもうひとりのロボットであるロビンを主人公とした、世代を選ばず心に響くSFエンターテイメント作品を目指しているという本作。公開時期などの詳細はいまのところ未定だが、まずは完成に向けて制作がふたたび動き出したことを喜ぼう。

カテゴリ : ニュース | タグ : 映画 アニメ(CD)

掲載: 2010年11月12日 16:50

更新: 2010年11月12日 16:52