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世界的シンガーのホイットニー・ヒューストンが死去、享年48歳

 

世界的な人気を誇るUSのシンガー、ホイットニー・ヒューストンが2月11日、滞在先だったLAのホテルで倒れているのが発見され、駆け付けた救急隊が蘇生を試みたがそのまま帰らぬ人となった。享年48歳。彼女は同日午後にグラミー賞の前夜祭パーティーに出席して歌う予定だったという。現地時間の12日に検視が行われたが、いまのところ死因は判明しておらず、事件の可能性は薄いとのこと。

63年にニュージャージー州ニューアークで生まれたホイットニーは、母親がスウィート・インスピレーションズのシシー・ヒューストン、従姉妹がディオンヌ・ワーウィックという音楽的に恵まれた環境で育ち、幼少の頃から聖歌隊などで歌唱。10代で早くもシシーのアルバムやマイケル・ゼイガー・バンドの作品などに参加してその才能を開花させ、20歳の時に当時アリスタの社長だったクライヴ・デイヴィスに見初められ、同レーベルと契約を交わす。85年にはファースト・アルバム『Whitney Houston』を発表してその人気を世界的なものとし、その後もヒット曲を連発。92年には自身主演の映画「ボディガード」とその主題歌“I Will Allways Love You”が大ヒットし、サントラは世界で4,200万枚ものセールスを記録した。

同年にボビー・ブラウンと結婚した彼女は翌年に長女を出産。しかし、その後薬物やアルコールに依存するようになり、2000年にはマリファナの不法所持の容疑で起訴。更正施設で治療を受けるなどして、音楽活動から長く離れている時期もあったが、2009年に7年ぶりのアルバム『I Look To You』を発表。アリシア・キーズやR・ケリーら豪華アーティストがバックアップした同作は全米チャート1位を獲得し、シンガーとして見事復活を果たした。謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

カテゴリ : ニュース | タグ : 訃報

掲載: 2012年02月13日 11:55