JAMES WILLIAM HINDLE
『James William Hindle』(2001)
ジョン・デンヴァーのトリビュート・アルバムにもひっそり参加していた、イ ングランドはヨークシャーのシンガー・ソングライターのデビュー・アルバム。 アメリカン・ミュージック・クラブのティム・ムーニーも参加して作り上げら れたそのサウンドは、やはりレッド・ハウス・ペインターズやマーク・アイツェ ル、ダコタ・スイートあたりに通じる、人肌を感じさせる温かくて優しい唄心 が溢れてる。グレン・キャンベルとビージーズのカヴァーも収録。(畠山)
LANTERNA
『Elm Street』(2001)
まさに〈4AD~シューゲイザー・ムーヴメントへのアメリカからの回答〉的展 開をしていたムーン・セヴン・タイムス。アルバム3枚で解散しちゃいましたが、ギタリストのヘンリー・フレインはこのソロ・プロジェクトでバリバリやっ ています。マイケル・ブルック meets ハロルド・バッド……と称されるサウンドは、繊細で幻想的なインストゥルメンタル・ミュージック。この音色だけで〈声〉が聞こえてくる静かなマジックがたっぷり。(小林)
REBECCA GATES
『Ruby Series』(2001)
サブ・ポップの良心的ギター・バンドだったスピネインズの姫によるソロ作品。 ジョン・マッケンタイア全面バックアップのもと、ソーマ・スタジオで録られ た今作は、姫のハスキー・ヴォイス満開の激ビューティー・エレガンスな仕上 がり。彼女が幼い頃から愛していたというソウル・ミュージックと心地良いエ レクトロニック・エッセンスが、そよ風のように流れていきます。そして、そ の風はものすごく人間臭いの。優しいの。(小林)
MARK KOZELEK
『What's Next To The Moon』(2001)
10年以上のキャリアを誇る、サンフランシスコの唄心バンド、レッド・ハウス・ ペインターズのフロント・マンによる初ソロ・アルバム。前年にリリースされ たソロEPでは、みずからの新曲とジョン・デンヴァー、そしてなんとAC/DCの カヴァーを披露していたが、ここではさらに全編AC/DC(それもボン・スコッ ト存命時の楽曲オンリー!)。好きですね~。しかし、アコースティック・ギターの弾き語りアレンジで完全にマーク・ワールド!(畠山)
HAYDEN
『Skyscraper National Park』(2002)
かつてベックなどに続く新世代シンガー・ソングライターとして、アウトポス トからデビューしたトロント出身のヘイデン・デッサー。レーベル崩壊後、し ばらく音沙汰がなかったが、2001年にみずからのレーベル、ハードウッドから 当初100枚限定でリリースされたこの通算3作目となるアルバムで復帰。それを バッドマンがライセンスし、僕らのもとに。かつての激情は達観に変わり、穏やかに、自分なりに歌い続ける覚悟を決めた三十路の男節がここに。(畠山)