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第8回 ─ ミナス

これぞ!! これも!?なミナス・サウンドの豊潤さを、まずはこの銀盤たちでご賞味あれ! その2

連載
Discographic  
公開
2002/11/11   11:00
更新
2002/11/14   13:02
ソース
『bounce』 237号(2002/10/25)
テキスト
文/桑原シロー、ケペル木村、長屋美保、松下耕三、ヤング針本

SAGRADO CORACAO DA TERRA
A Leste Do Sol, Oeste Da Lua

Souhos&Sons(2000)ミナスのみならず、ヨーロッパや日本で最も有名なブラジルのプログレ・グループが彼ら。ミルトンとも共演歴のある5弦エレクトリック・ヴァイオリン奏者のマルクス・ヴィアナがほとんどの作詞作曲とアレンジ、キーボードを担当。本作はアジアン・テイストも少し加わった意欲作だ。(ケペル)

VARIOUS ARTISTS
Amor De Minas

Universal Brazil タイトルに偽りなしの、ミナスへの愛情がぎっしり詰まった好コンピ。収録されているのはミルトン・ナシメント、ロー・ボルジェス、トニーニョ・オルタといったミナスの重鎮たちに加え、ブラジルの国宝エリス・レジーナなどなど。名演/名唄ばかりが収められた、ミナス・サウンドの優れたサンプラーとしても最適の一枚。(ヤング)

TAIGUARA
Imyra, Tayra, Ipy, Taiguara

東芝EMI(1976) ヴァギネル・チゾが総監督を務め、エルメート・パスコアールがアレンジを担当した、ウルグアイ出身のタイグアラによるミナス・タッチの一枚。ストリングスの奏でる壮大なスケール感と、サウンド・コラージュの複雑な音響がプログレッシヴな不協和音を生む。浮遊感溢れる歌声は恐いくらいにロマンティックだ。(長屋)

UAKTI
Mapa

Point/Philips(1989) 現在もミナスを拠点に20年以上に渡る地道な活動を続けている、創作楽器を中心にした演奏集団、ウアクチ。彼らのベスト作は?と問われたら文句なしにこの作品を推す。オリジナル楽曲、演奏のクォリティー、全体を貫く独創的なアイデア、それらすべてが有機的に結びつき、限りなく自然なサウンドで表現された彼らの最高傑作だ。(ケペル)

WAYNE SHORTER
Native Dancer

Columbia(1974) マイルス・デイヴィスのグループやウェザー・リポートなどでの活動を経て、ウェイン・ショーターが世に放った名作。客演するミルトン・ナシメントの歌声が紛れもないミナス・ムードを演出していて、その淡くくぐもった輝きが当時のジャズ・ファンに与えた衝撃は計り知れない。ミルトンが世界的に知られるきっかけとなった一枚。(ヤング)

PAT METHENY GROUP
Still Life(Talking)

Geffen(1987) トニーニョ・オルタとの共演から6年を経てリリースされた名作。随所からミナス・サウンドを思わせる透明感が溢れ、マーク・レッドフォードの歌声もまるでミルトンのようだ。もちろん、パット・メセニーのギターもトニーニョからの影響を強く感じさせる美しいもので、ミナスへの彼の愛情が伝わる一枚だ。(松下)

NANDO LAURIA
Points Of View

Narada Equinox(1994) ニューエイジ系レーベルからリリースされていた、ブラジル北東部出身のギタリストによる隠れた逸品。透明感溢れる伸びやかなそのフレージングはパット・メセニー直系といえなくもないが、よりリアルにミナスのヴァイブレーションが伝わってくる。メセニー・グループのコア・メンバー、ライル・メイズも好演。(ヤング)

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