香港から世界へ、テクノのグローバル化を促進して早10年! 多角化を進めるテクネイジアのレーベルはどこへ向かう!?
「テクノリエントは僕らが考える音楽発信の中心地なんだ。それぞれのレーベルが、それぞれユニークな言葉を発しているんだよ」。
そう語るのはアミル・カーン。香港生まれで、フランス留学中に自身のアジア人としてのルーツ(彼はパキスタン人と日本人のハーフだ)を意識するようになったという彼が、パリ生まれのシャール・シグリングと共に結成したユニットがテクネイジアであり、それと同時に設立したテクノ・レーベルこそテクノリエントである。香港を基盤とするそのテクノリエントは、冒頭の言葉どおり、多くの傘下レーベルのプラットフォームとして機能している。彼らのユニット名をそのまま冠した〈テクネイジア〉、ライセンス作品などのリリースも活発な〈ミニマキシマ〉、ヨリス・ヴォーンなど新進アーティストと積極的に契約してきた〈サイノ〉、そのヨリス主宰の〈グリーン〉、デトロイト産のゲットー・テック専科である〈ベースボール〉など、個性あるレーベルがテクノリエントの下に束ねられているのだ。香港から世界中のアーティストへとネットワークを広げ、設立から10周年を迎えていよいよ勢いづく彼ら。「今後もストレートなダンス・ミュージックを期待しててよ」(アミル)という言葉に十分な期待を寄せてもいいだろう。(編集部)