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第16回――四の五の言わずにタイトゥン・アップ!

連載
四の五の言わずにタイトゥン・アップ!
公開
2008/11/13   19:00
ソース
『bounce』 304号(2008/10/25)
テキスト
文/サイトウジュン(YOUR SONG IS GOOD)


ユアソンのサイトウジュンが、大好きな音楽について語りまくる連載の時間だよ!



ツアー中っす。我々の移動手段はTVでいうロケバスでお馴染み、〈コースター〉というマイクロ・バス。そいつにメムバー、スタッフ全員で乗り込み、皆さんの街にお邪魔してます。車中では山陽道美東SAで売ってる〈ダンシングキャット人形〉について語り合ったり、「天空の城ラピュタ」と「サスペリア」を同時上映したりしてますが、最終的にはズバリ!鬼聴き。これがもたらす刺激、旅テンションがブチ開ける新たな音楽人生の扉、というか本ツアーの高速道路鬼聴きヒッツを紹介。

まずは最近局地的に(池ノ上辺りで)盛り上がったスウェーデンの超モダ~ン・ハードコア・バンド、リフューズドの大名盤『The Shape Of Punk To Come』(Burning Heart)。某動画サイトでの強烈なライヴ映像と楽しめれば尚良し。発表から10年、タイトルの物語る意味がやっとわかったかな。迷惑この上ないが、今すぐ車中で踊り狂うことでこの音に応えたい、そんな無茶なダンス欲を掻き立てるパンク・ハードコア。燃えた。

そしてオルガン・ジャズ・ファンクのお宝盤、クラレンス・ウィーラー&ジ・エンフォーサーズの『Doin' What We Wanna』(Atlantic)。特に後半4曲。ソニー・バークのオルガン炎上! 死ぬまで聴き続けよう。

最後はDVD「The Old Grey Whistle Test」(BBC World)でのブルース・スプリングスティーンのモテっぷりがスゴイ。モテすぎる姿に泣いたのは初めて。と、そんなノリ全開であなたの街にお邪魔してま~す。以上! それじゃ、また会おう。

 

PROFILE/サイトウジュン



YOUR SONG IS GOODのオルガン担当/リーダー。YSIGの考えるパンク・ロックが満載の激!つんのめり盤『THE ACTION』(KAKUBARHYTHM/ユニバーサル)を引っ提げたワンマン・ツアーは11月2日の東京・SHIBUYA-AXで幕。全員集合で踊り狂うベシ! 詳細は〈www.kakubarhythm.com/ysigblog/〉で!