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3人の成長を振り返ってみると……――(2)

連載
360°
公開
2010/03/27   17:00
更新
2010/03/27   17:06
ソース
bounce 319号 (2010年3月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/出嶌孝次

 

『THANKS』 ポニーキャニオン(2006)

シングルの“十六夜の月”をアンプラグドで録り直していたり個々の音楽的な意識の高まりも窺わせる、デビュー5周年での5作目。折り目正しい好青年的なポップ・ナンバーが並ぶなか、ラゲイリア・フレイザーのディスコ・ポップ“IT'S IN THE STARS”の妖しすぎるカヴァーも最高!

『Journey』 ポニーキャニオン(2007)

シライシ紗トリの書いたファンキーな“ブギウギ 66”や、表題通りの穏やかな別れにエールを贈る“ハナムケ”、ユーロ・ポップのカヴァーなどが良くも悪くも混在したカラフルなアルバム。爽やかなイメージからの旅立ちを暗示するようなジャケはイマチュアの同名作がベースか?

『w-inds. Single Collection "BEST ELEVEN"』 ポニーキャニオン(2008)

2枚目のベスト盤で、シングル曲〈イレヴン〉に4曲の〈スーパーサブ〉を加えた大盛りの内容。新曲では引きを心得た歌声が大人っぽいスロウ“Past Tense”が良好。2007年のライヴ音源で“Forever Memories”の声変わりヴァージョンを聴けるのも嬉しい。

『Seventh Ave.』 ポニーキャニオン(2008)

もう完全に大人のアルバム。いつになくカジュアルなジャケに違わず、序盤から威勢の良いファンキーなアップが続き、あえてラフに歌い飛ばすかのようなタフな姿が印象的だ。爆発的なハウス・トラックや現在のスタイルに直結する“Urban Dance”などもストレートに良いね~。

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