1. ボブ・ディランのライヴ
奇跡のツアーと呼ばれたボブ・ディラン9年ぶりの来日公演。88年から続いている〈ネヴァー・エンディング・ツアー〉が今年は日本からスタートしたのだが、ディランたっての希望により、スタンディング形式のライヴハウスで開催するという特別仕様版となった。全12公演、60年代の楽曲から最新オリジナル作『Together Through Life』の収録曲まで、あらゆる時代の作品が並ぶセットリストとなるが、ディランの気分に応じて内容は日替わりで大幅に変更、曲のアレンジもさまざまに変化した。ツアー・バンドに戻ってきたチャーリー・セクストンらと共に、連夜ロック色の強いステージを展開したディラン。68歳と思えぬパワフルなパフォーマンスは、観客たちの度肝を抜いた。
2. チロルチョコ
ディランと伝統のお菓子が奇跡のコラボを実現! 日本のツアー会場のみで販売されたいちばん人気のグッズで、パッケージにディランのアルバム・ジャケットがプリントされたチロルチョコを50個収納。味はアーモンドとホワイト・クッキーの2種類。
3. チャーリー・セクストン
テキサス出身のシンガー・ソングライター。デビュー・アルバム『Pictures For Pleasure』(85年)は日本でもヒットを記録。甘いマスクも手伝い、通称〈チャリ坊〉としてアイドル的な人気を博した。99年からディランのサポート・ギタリストとして活動。いったんバンドを離れるが昨年から復活。
4. こないだのクリスマス・アルバム
2009年にリリースされた『Christmas In The Heart』のこと。ディラン初のクリスマス・アルバムで、ユーモアを交えながら嬉々としてスタンダード曲に挑戦していた。なお本作の印税はすべて国際的な慈善機関に寄付されているという。
5. ロバート・ジマーマン
ボブ・ディランの本名(のちに本名をボブ・ディランと改名している)。フルネームはロバート・アレン・ジマーマン。なお〈ボブ〉はロバートの愛称で、〈ディラン〉は詩人のディラン・トーマスから取ったと言われている。
6. ウディ・ガスリー
〈フォークの父〉と呼ばれる偉大なるフォーク歌手。代表曲は“This Land Is Your Land”。放浪生活を続けながら労働者たちのための歌を書き残した彼の生き様は、若きディランに多大な影響を与えた。ディランは“Song To Woddy”という曲を作っている。
7. 〈どんな気がする?〉
66年に発表され、ディラン最大のヒットとなったフォーク・ロックの大名曲“Like A Rolling Stone”。これはあまりに有名なサビのフレーズ〈How does it feel?〉の日本語訳。今回の日本公演ではアンコールの1曲目に必ずこの曲が演奏された。