2つのレーベルがどうユナイトするのだろう? とにかく、まずはこちらのコンピを楽しんで!
細野晴臣主宰のdaisyworld discsとLITTLE CREATURESによるCHORDIARY、この2つのレーベルが合同で始動させた〈Labels UNITED〉から、第1弾となるコンピ『細野晴臣プロデュース「プロムナード・ファンタジー」』が届きました。daisyworld discs所属の面々が映画音楽やムード音楽の名曲をラウンジーにカヴァーした本作のテーマは〈2010年のホーム・ミュージック集〉とのことで、テーブルや食器も思わず踊り出しちゃいそうなほどの愉快な音楽が満載! 細野や高田漣などから成るハリー・ホソノ&ザ・チャウ・チャウ・キャッツが改編したベント・ファブリック“Alley Cat”のキュートで夢想的な響きと言ったら! 細野も大好きなジャック・タチの音楽を連想しちゃう素敵な出来栄えです。またコシミハルのコケティッシュな歌声が愛おしい“The Trolley Song”やメランコリックな音色が胸を溶かすVAGADOND c.p.a.の“Twilight Time”など幸福なノスタルジック・ムードも詰め込まれています。高価な照明器具よりも部屋を鮮やかに照らしてくれるであろうありがたい一枚!
▼関連盤を紹介。
左から、2008年のコンピ『daisy holiday presented by細野晴臣』、細野晴臣のベスト盤『細野晴臣アーカイヴス vol.1』、コシミハルの2008年作『覗き窓』(すべてdaisyworld discs)