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SOUL JAMMIN'

連載
NEW OPUSコラム
公開
2011/07/06   15:00
更新
2011/07/12   14:20
ソース
bounce 331号(2011年4月25日発行)
テキスト
文/宮内 健


春の夜長に、味わい深いレゲエ・カヴァー集を



日本のレゲエ・シーンを古くから支えてきたバンド、RAGGAMATIXの中心メンバーでベーシストのKUUBOと、キーボード奏者のABECHANG。前者はJungle Rootsをはじめ多くのセッションで活躍し、後者はThe Heartlandのメンバーとして佐野元春と共に活動してきた。そんな手練の2人が手掛けたのは、個性的なヴォーカル陣を迎えて洋邦ソウル・ミュージックの名曲をレゲエ・カヴァーした『SOUL JAMMIN'』。なかでもトピックは、横山剣をフィーチャーした小坂忠“しらけちまうぜ”だ。レゲエというフィルターを通すことで、原曲が持つソウルフルな魅力が際立っている。他にも自身のリメイクを再演したKeison“太陽の当たる場所(A PLACE IN THE SUN)”、MASHが伸びやかな歌を聴かせる“風来坊”、Chibow(SKA-9)を迎えたブルージーなスカ“WALKIN' THE DOG”など聴き応えのある楽曲揃い。



▼文中に登場した作品
左から、コンピ『SOUL JAMMIN'』(playlist zero)、クレイジーケンバンドの2010年作『MINT CONDITION』(Double Joy International)、Keisonの2009年作『EGO』(TUFF BEATS)、MASHの2010年作『若者』(cutting edge)、SKA-9の2010年作『BAAAD』(Rude    Staff)