LITTLE DRAGON 『Machine Dreams』 Peacefrog(2009)
クラブ・ジャズの呪縛が解けた2作目では、エレクトロポップな味付けを大胆に導入。80年代風のサウンドやキャッチーなフックもあり、アトモスフェリックな路線から一気に明朗なポップへと進化している。 *青木
THE KIDS ARE ALL RIGHT 『Soundtrack』 Lakeshore(2010)
主演のアネット・ベニングらが各賞で絶賛を浴びた「キッズ・オールライト」のサントラ。ユキミがネオ・ソウル調の歌い口で憂鬱に迫るジオロジーの“Blues Alley”が聴けるほか、リトル・ドラゴンの“Fortune”も収録! *出嶌
GORILLAZ 『Plastic Beach』 Parlophone(2010)
デーモン・アルバーンのビッグ・プロジェクトにもユキミは2曲で参加。特にデーモンとのドリーミーな恋愛デュエット・ソング“To Binge”におけるアンニュイなパフォーマンスは絶品。いまやポップ・シーンに彼女の歌は不可欠だ。 *青木
MAXIMUM BALLOON 『Maximum Balloon』 DGC(2010)
TV・オン・ザ・レディオのデヴィッド・シーテックもユキミに魅了された一人だ。自身のソロ・アルバムでは、奇妙な電子音を塗した変則ポップソングにエキセントリックな雰囲気を漂わせた彼女の歌が絶妙にマッチしている。 *青木
RAPHAEL SAADIQ 『Stone Rollin'』 Columbia(2011)
インディー文脈からリトル・ドラゴンを知ったラファエルがユキミを“Just Don't”に招聘。はかなげなコーラスと美しいオーケストレーションに象られた不思議な幽玄ソウルに、芯のある歌声が溶け込んでいく。これは名曲。 *出嶌
SBTRKT 『SBTRKT』 Young Turks(2011)
ウォブリーなベースラインの響く“Wildfire”に、リトル・ドラゴンとして共作/参加。ミステリアスな歌もフューチャリスティックな音によくハマる。作中のハイライトのひとつといっても過言ではない印象的な曲だ。 *青木
DJ SHADOW 『The Less You Know, The Better』 Island(2011)
出たばかりの本作でも“Scale It Back”にリトル・ドラゴンで参加。ドラムスを叩いているのはスタントン・ムーアだが、曲はメンバー全員とシャドウの共作だ。どこかプリンスっぽくもあるメランコリーに痺れる。 *出嶌