まだまだ攻める3人から届いた冬の贈り物!!
全国各地に生息するご当地アイドルは、活況を呈している現在のアイドル・シーンにおいてもはや見逃せない存在。なかでも、かねてから耳の早いリスナーの間で話題となっていた新潟発のNegiccoは、この夏にタワレコのレーベル・T-Paletteからリリースした『GET IT ON!』で、注目度がニョキニョキッと伸びたグループだ。
「お店にCDがずらーっと並んでいたり、都内でインストア・イヴェントをしたり、これがアーティストのすることなんだと実感しました(笑)。いままで自主制作でやってきたぶん、宣伝をしてくださる方がいたり、CDを売るためにバックアップしてくださったり……初めてのことばかりで、とにかく嬉しかったです」(Megu)。
「普通にすっぴんに近い状態で一人で買い物をしていても気付かれるようになったり……ってそういうことじゃないですね(笑)。TwitterでNegiccoについて書いてくださっている方が前よりも増えた気がしますし(笑)、あとはブログのコメントも少しずつ増えてきていて嬉しいです」(Kaede)。
「もっと表現力をつけたい!とか、歌唱力を上げたい!とか、Negiccoとしてのレヴェルアップをがんばりたい!って、前よりも強く思うようになりました」(Nao☆)。
本人たちのテンションも、高みに向かってこれまたニョキニョキと伸びてるなか、お待ちかねのニュー・リリース。シングル“恋のEXPRESS TRAIN”は、冬ソング特有のセンチメンタリズムを漂わせる、ちょっぴりアーバンなポップ・チューン! 楽曲を手掛けるのはもちろん、Negiccoファミリーとしてお馴染みのconnieだ。
「最初聴いた時は、connieさんの美メロのなかに何か優しさを感じさせるような、冬にピッタリな曲だなあと。そこに歌詞が加わると、さらにそれを証明するかのような、ピッタリとハマる内容で」(Megu)。
「懐かしい感じだな〜って思いました。なぜかはわかりませんが(笑)。テンポもゆっくりめなので、いままでの曲にない新鮮さを感じましたね」(Kaede)。
「スキー場! 滑りながら流れていたらとっても素敵だな☆と思いました」(Nao☆)。
〈懐かしい〉という感想は、広末涼子の『ARIGATO!』(97年)における藤井丈司ワークスを彷彿とさせるような眩しいサウンド感や、〈ロマンスに神様がいるならお願い〉など、レイト90s感を匂わせる歌詞の世界観によるところ……なんじゃないかと。で、カップリングの“ニュートリノ・ラヴ”もタダモノじゃない仕上がりで、こちらはアップテンポのダンス・チューンながらも切ないメロディーが印象的だ。
「私もズバリそう思うんですよ。歌詞もconnieさんの体験に基づいているそうなので、リアルな感じが逆に感情移入しやすくて、グッときます!」(Megu)。
「複雑なメロディーで歌うのが難しかったんですが、そのぶん聴き応えがあると思うので、全体の雰囲気を楽しんでいただけたら嬉しいです」(Kaede)。
「間奏終わりのソロ・パートはconnieさんもこだわっていたので、がんばりました! でもリズムが難しかったので苦戦して、出来上がりが怖くもあります……」(Nao☆)。
そんな充実の2曲を手に、さらなるセンセーションを巻き起こしてくれそうな3人。最後に、極上のウィンター・ポップ“恋のEXPRESS TRAIN”を楽しむにあたってオススメのシチュエーションを訊いてみましたよ!
「やっぱりスキー場! それか、イルミネーションが綺麗なロマンティックな場所です」(Nao☆)。
「スキー場に行くまでの車の中とか……妄想しただけでキュンってします」(Kaede)。
「休日やのんびりと過ごしたい日に、甘いカフェラテを飲みながら聴いていただきたいですね」(Megu)。
▼Negiccoの作品。
左から、2010年のシングル“プラスちっく☆スター”(U's MUSIC)、2011年のミニ・アルバム『GET IT ON!』(T-Palette)
▼Negiccoが推薦するウィンター・ソングが聴けるアルバム。
左から、Meguオススメの“恋人がサンタクロース”を収めた松任谷由実の80年作『SURF&SNOW』、Nao☆オススメの“BLIZZARD”を収めた松任谷由実の84年作『NO SIDE』(共にEMI Music Japan)、Kaedeオススメの“冬の口笛”を収めたスキマスイッチの2005年作『空創クリップ』(ARIOLA JAPAN)