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【第3回】——Negicco、LinQ、しず風

今月のZOKKONディスク1・2・3と4・5・6!! 

連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2011/11/29   18:30
更新
2011/11/29   18:30
ソース
bounce 337号 (2011年10月25日発行号)
テキスト
ディスクガイド/出嶌孝次


JK21 『涙目ピースサイン』 テイチク

かつては21名の女子高生というコンセプトでしたが……JAPAN KANSAIから21世紀を盛り上げる〈おもろカワイイ〉7人組。元気な駆け足のポップ・チューンを表題曲に据えたメジャー3枚目のシングルは、通常盤のみ収録の“Wonder cafe”も含めてスタンダードな良さがありますね。

 

まなみのりさ 『ドレみそ☆ロック!/Home Again〜愛のみそ汁〜』 Knowledge Alliance

アクターズスクール広島出身……つまりPerfumeの後輩にあたる3人組です。この6枚目のシングルは地元の老舗・新庄みそを全国にアピる賑やかなロックンロール。前作に続いてw-inds.らを手掛けるtetsuhikoを起用した出来にイロモノ感はナシ!

 

モーニング娘。 『12, スマート』 zetima

10期メンはおあずけで、高橋愛を擁する9人体制での最初で最後のアルバム。9期メンをお披露した“まじですかスカ!”を筆頭に良曲がズラリと並び、特に〈PEACEマシーン〉と呼びたい“この地球の平和を本気で願ってるんだよ!”の恐るべき安定感は娘。ならでは! やっぱり最高です。

 

中川翔子 『しょこたん☆かばー4-1〜しょこ☆ドル篇〜』 ソニー

アニソン限定だったしょこたんのカヴァー企画は、アイドル篇とロック篇を2作同時リリースという新展開に。強力なのは、ジャケにも繋がるCoCoの“はんぶん不思議”を筆頭に、“くちびるNETWORK”“蒼いフォトグラフ”という神の領域に挑んだ前者! 良い曲だけ残ればいいんです。

 

tengal6 『プチャヘンザ!』 NEWTRAL

夏に出た処女作『まちがう』で話題になったラップ・ユニットのニュー・シングルは、tofubeatsがリリックも含めて丸ごと手掛けたヒップ・ハウス仕立て。〈等身大〉が意識された過去曲とは異なり、いいバランスでアイドル的な可愛げも帯びた作りが彼らしいところです。絶品!

 

佐々木希 『パペピプ♪パピペプ♪パペピプポ♪』 ソニー

ナンセンス歌謡道を着実に歩む彼女ですが……このサード・シングルはさらにヤバい! TVアニメ「べるぜバブ」のエンディング曲で、エクササイズなノリと棒読み(ホメ言葉)歌唱が恐るべき中毒性を醸し出した素晴らしい劇薬であります。tofubeatsのリミックスも2種あり!

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