こんなに真剣になるとは……
Photo by Kayoko Yamamoto
Q. 実際に関わってみて予想外だったことは何ですか?
TOMY「子供たち(メンバー)のがんばりですかね。かなり厳しいレッスンなので最初から根性のありそうな子を選んだつもりでしたが、相当数辞めるのでは?と不安でした。残ったのは5人!とかになったらどうしよう……なんて(笑)。あと予想外といえば、子供たちの自由な発想力ですね。もう僕ら年寄りには予想もできないことばかりです(笑)」
SO「ダンス・レッスンを頼まれたはずが、オーディションに呼ばれたら〈振付師〉になってて、〈ハイ、10曲お願いします〉って言われてビックリしたこと」
eichi「自分がこんなに真剣になるとは……そこが予想外(笑)」
SHiNTA「皆さんのやる気ですね。最初はそこまで本格的にやるプロジェクトじゃないんだろうなと思っていたんです。しかし、メンバーの皆とも話し合っていくなかで、日に日にしっかりやらなきゃいけない意識になって、よりいっそう僕自身もがんばらないといけないと思いました」
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Q. それぞれの役割の面から、どんなグループにしたいと思っていましたか?
TOMY「僕は運営と制作陣の調整役であり、最終的に方向性を決める役でもありますが、〈LinQをこんなふうにしたい〉という思いはありませんでした。困難があっても、いまここにある可能性を潰すことなくモノにしたいとは考えていましたが……」
SO「自分の立場から言えば、ダンスを踊っててもそれぞれの個性が出てるグループをめざしています。〈あの娘のダンスってこんな感じよね!〉ってマネしてわかるような……」
eichi「特になくて、彼女たちを見ていて、笑顔と信頼が結ぶ結果……素晴らしいグループになるんだろうなって思ってます」
SHiNTA「僕自身ができることは、彼女たちが〈九州のブランド〉としてがんばっていけるようにすることです。音楽をより個性的なものにして、LinQにしかできないような楽曲を生み出せていければいいなと思っていましたし、その思いはいまも変わりません」
TOMY「これからの一歩一歩についても多くの計画や構想があるのですが、まだ公にできませんのでご勘弁ください(笑)」
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Q. LinQと関わるようになって、音楽やアイドルというものの捉え方が変わったり、他のお仕事との相互作用が生まれた部分はありますか?
TOMY「変わりました! もともと僕はPファンク系を演奏したりスピンしたりしてて、アイドルさんとは無縁な音楽指向だったんです。いまでは、他のグループさんの楽曲までチェックして〈おおーー!〉ってなったりしています(笑)。また、アイドルという職業そのものに対しても、影の努力というか裏の涙があってステージに立ち、みんなを笑顔にしてくれているんだ!という尊敬の気持ちを持てるようになりましたね。仕事との相互作用は……4月からLinQのラジオ番組(*)が始まったのですが、局側から保護者扱いされて困っています(笑)。他に5つの番組のディレクションが忙しいのに、終わるまで付き添いです……」
*KBCラジオで放送の「VEROQ」の毎週木曜日をLinQメンバーが週替わりで務めるほか、「PAO~N」の水曜日レギュラーを深瀬智聖が担当。佐世保はっぴぃ!FMの「RUSH HOUR」では城崎はるながパーソナリティーを務めている。
eichi「音楽に対する姿勢は以前と変わりませんが、アイドルの楽曲販売のパワーに驚いています。私たちの曲が注目されるのもLinQというアイドル・パワーがあるからだね……と良く皆で話してますね。現在関わっている仕事パワーの80%をLinQに使用中です(笑)」
SHiNTA「発想の仕方そのものはすごく変わりました。あとはいろいろな人の話、メンバーのやりたいものなど、たくさんの話を聞けることが、作曲するうえで必要だなと感じました」
SO「普段のスタジオ・レッスンの振りが浮かばなくなりました(苦笑)」
TOMY「あっ! アイドルやアニソンのイヴェントでDJを依頼されるようになりましたね(笑)」