トム先生の超絶ドリルンベースの影響はここ十数年途絶えることを知らない。実弟のシーファックスはもちろん、互いに影響を与え合ったリチャードD・ジェイムズのリフレックスやマイク・パラディナス主宰のプラネット・ミューとも共振してきたサウンドは、日本のMURDER CHANNELやMADDEST CHICK'NDOMといったブレイクコア〜ガバ系の一派に大きな影響を与えてきた。また、ジャズと電子音の架け橋としてはブッゲ・ ヴェッセルトフトらのジャズランド周辺や、クリフォード・ジルベルトの音などからはその影響が透けて見えるし、クラムボンのmitoも『Ultravisitor』を人生の書(盤)に挙げている。
▼関連盤を紹介。
左から、シーファックス・アシッド・クルーの2010年作『United Acid Emirates』(Planet Mu)、ブッゲ・ ヴェッセルトフトの2012年作『Songs』(Jaaland)、mitoの2011年作『DAWNS』(コロムビア)