【鈴木秋則】
センチメンタル・バスで大太鼓を叩いていた人、と言えばわかる人も多いであろう多芸多才なアーティスト。本作では“サマーロマンサー”を成田と共作したほか、7曲でキーボードを担当。おもちゃ箱をひっくり返したようなサウンドに一役買っている。 *北野
センチメンタル・バスの2000年作『さよならガール』(エピック)
【桃井はるこ&夢眠ねむ】
元祖アキバ系歌姫のモモーイと、秋葉原から電波なアイドル・ソングを発信するでんぱ組.incのねむきゅんが“サマーロマンサー”で奇跡の共演! 貫禄の萌えヴォイスで成田と歌った前者に対し、後者はコーラスで支援するほか、同曲のPVで体当たりの演技を披露。マジ可愛い。 *北野
左から、桃井はるこのニュー・アルバム『あんぎゃ 〜モモーイ世界の旅』(AKIHABA LOVE)、でんぱ組.incの2012年のシングル『キラキラチューン/Sabotage』(MEME TOKYO)
【藤林聖子】
〈スーパー戦隊〉シリーズや「ONE PIECE」の“ウィーアー!”でお馴染みの作詞家に、かねてより特撮への愛を爆発させていた成田が声をかけたのは当然か。彼女のペンによる“サマーロマンサー”は胸キュンと熱血が絶妙に入り混じったラヴソング! *北野
「ONE PIECE」のサントラ・ベスト『ONE PIECE MEMORIAL BEST』(avex mode)
【田代智一】
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の“ハレ晴レユカイ”をはじめ、数々のアニソンを世に送り出してきた作曲家は、まつきあゆむとのタッグで“僕らのブロークンハードディスク”“ロールプレイング未来”の2曲を提供。どちらも彼らしい転調を多用した展開が熱い! *北野
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のテーマソング“ハレ晴レユカイ”(ランティス)
【まつきあゆむ】
近年はレーベルに属さずにインディペンデントなリリースを行っている話題の宅録音楽家が、↑の田代智一が手掛けた2曲で自身初のリリック提供。宅録派らしい(!?)PC的な用語を使いながら、ロマン溢れる甘酸っぱいリリックを仕立てている。 *加藤
まつきあゆむの2008年作『まつきあゆむ』(RESERVOTION)
【ROLLY】
この人については説明不要か。ギターで参加した“21世紀のラヴァーズ”は、彼と加藤ひさし(THE COLLECTORS)のユニット=21st Century Starsの曲。表題から何となく想像できるグラム・ロック……というか、T・レックスから拝借したらしいアレコレがおもしろい。 *加藤
谷山浩子&ROLLYの2012年のコラボ盤『ROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団』(YAMAHA)
【栗本ヒロコ】
元・毛皮のマリーズのベーシスト=ヒロティが、ROLLYと同じ曲でコーラス参加。バンド解散後初となる客演仕事だろうか(某CMにはちょっと出てた)。張りのある可愛らしい声で、ヴォーカル・成田のバックを彩っている。 *加藤
毛皮のマリーズの2012年作『THE END』(コロムビア)
【柏木ハルコ】
映画化もされた「ブラブラバンバン」などで知られる漫画家が、メンヘル気味なラヴソング“SOSガール”で初作詞。情景が浮かぶ内容もさることながら、〈不機嫌そうなその上目遣い〉〈文句言いたげな唇〉あたりの描写が、彼女の描く女の子そのままでグッとくる。 *北野