『デモサヨナラ』 avex trax(2011)
前年のシングル2枚を経て登場した、6曲入りのメジャー初作。別れの情景や冬〜初春の透明感を活写したナンバーを中心に“ドロシーの世界1周夏物語”などの名曲がひしめき、全編を手掛けた坂本サトルのリリシズムと5人の奥ゆかしい佇まいが独特の叙情的な歌世界を構築しています。
『デモサヨナラ2012』 avex trax(2012)
リリース直前に故郷が震災に見舞われたためにプロモーションできなかった上掲作をお色直ししたミニ・アルバム。デビュー曲“ジャンプ!”とプライマルなブギー“ソウル17”といったインディー期の佳曲が新ヴァージョンで収められ、全体のバランスも良くなっています。
“HAPPY DAYS!” avex trax(2012)
『デモサヨナラ2012』と同時リリースされたメジャー初シングルでは、SKE48やももクロで知られるツキダタダシと手合わせし、軽快な元気路線にチャレンジ。数種あるカップリングのうち、同じくツキダによるラウドなギターが牽引する“Hey boy! Hey girl!”はアルバム未収録です。
“飛び出せ! サマータイム” avex trax(2012)
表題曲とエモーショナルな“ナミダよりもずっと速く”を引き続きツキダがプロデュースした真夏のシングル。前シングルのカップリングから関与している和田耕平(EXILE、土屋アンナ他)の手掛けた優しいバラード“Over There”はここでしか聴けないので注意。
“風よはやく” avex trax(2012)
大ヴェテランの小澤正澄(ZARD、SKE48、BON-BON BLANCOほか)が初期ドロシーのピュアネスを改めて汲み取ったかのような大名曲で、遠距離恋愛をテーマにした詞も“デモサヨナラ”の後日談に思えたり。賑やかな展開が楽しい“未来への虹”はアルバム未収録なのでここでチェックを。
BiSとDorothy Little Happy “GET YOU (Dorothy Little Happy盤)” avex trax(2013)
同じ5人組(当時)のレーベルメイトとのスプリット企画盤。詞も共作した表題曲のみコラボで、カップリングに単独曲を2つ。BiSのカヴァー“nerve”とオリジナルの“壊れちゃう 崩れちゃう”、いずれも坂本サトルが久々にプロデュースを担当!