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【第18回】――さくら学院

学院の音楽史を紐解いてみれば……

連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2013/03/20   00:00
更新
2013/03/20   00:00
ソース
bounce 353号(2013年3月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/出嶌孝次


『さくら学院 2010年度〜message〜』 トイズファクトリー(2011)

前年の先行シングル“夢に向かって”に続く、10名時代のファースト・アルバム。Twinklestarsの“Dear Mr. Socrates”、BABYMETAL“ド・キ・ド・キ☆モーニング”をはじめ、クッキング部や新聞部などそれぞれの活動が中身のカラフルさに直結しています。

 

Twinklestars “プリーズ!プリーズ!プリーズ!” Goflag(2011)

バトントワリングで魅せるバトン部の7人組で、こちらは沖井礼二がプロデュースしたセカンド・シングル。武藤彩未の卒業以降は休部状態のようですが……まんまCymbalsなカップリングの“天使と悪魔”はここでしか聴けない佳曲なので、あるうちにどうぞ。

 

『さくら学院 2011年度〜FRIENDS〜』 ユニバーサル(2012)

初めて卒業生を送り出すという節目に登場したセカンド・アルバム。〈オクラホマミキサー〉をモチーフにした溌剌キラー・ポップ“ベリシュビッッ”、ブラー“Song 2”を思わせる“オトメゴコロ。”、定番の唱歌“旅立ちの日に”など、本隊曲の充実ぶりがポイント!

 

BABYMETAL “ヘドバンギャー!!” 重音部(2012)

キバオブアキバとのスプリット盤を経て登場した重音部の単独シングル。キリリと折り目正しいSU-METALの和風ヴォーカルとデス声の応酬に思わずうっとりです。ウォブリーなベース・ドドドロップも轟くカップリングの“ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト”も燃える!!

 

科学究明機構ロヂカ? “サイエンスガール▽サイレンスボーイ” ユニバーサル(2012)

最近はスマイル学園 電音部というライヴァル(?)も登場してるけど……事務所の先輩たるジューシィ・フルーツやPerfumeの伝統を受け継ぐトリオのファースト・シングル。“ユメを解く理論”などのカップリングはアルバム未収録です。

 

BABYMETAL “イジメ、ダメ、ゼッタイ” トイズファクトリー(2013)

オリコン6位まで浮上したメジャー・デビュー・シングル。メタル導入の増えてきたアイドル界隈ですが、歌謡性をアップしたX仕立ての意匠はこのトリオにピッタリ。中元すず香の卒業後も存続が決定しており、今後は学院の枠を越える飛躍にも期待しましょう!

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