1. 寿美菜子 “pretty fever” MusicRay'n
スフィアとしての新作も控えるなか届いたニュー・シングルは、オリジナルの2曲共にUNISON SQUARE GARDENの田淵智也が作詞/作曲を担当しており、どちらも言葉がリズミカルに躍る田淵印のメロディーラインが炸裂。チアフルな“girly highester!”も良いけど、特徴のある旋律を快活になぞる歌声と煌めくシンセが弾ける表題曲がとにかく最高!
2. 堀江由衣 “Golden Time” スターチャイルド
アニメ「ゴールデンタイム」のオープニング/エンディング・テーマを担う1年4か月ぶりのシングル。Kohei(SIMONSAYZ)が手掛けた2曲は共に同期を交えた透明感溢れるポップソングだが、華やかに疾走する表題曲、ほんのりR&B調の色気も滲ませる穏やかなミディアム“Sweet&Sweet CHERRY”に乗る愛らしい歌声が、恋に落ちた瞬間の止まらない昂揚感、ステディーになってからの素直になれない恋心を体現している。
3. 黒崎真音 “X-encounter” ジェネオン・ユニバーサル
ニュー・シングルのタイトル曲は、アニメ「東京レイヴンズ」のオープニング・テーマ。I'veの高瀬一矢が深遠な奥行きを湛えたトランス・ロックでアニメの世界観を表現した同曲だが、そのなかを貫く主役の歌唱は、勇壮ながら可憐。カップリングのfu_mouによるエレクトロック“unchain.”もエモ格好良い!
4. コーネリアス『『攻殻機動隊ARISE』オリジナルサウンドトラック』 flying DOG
作詞が坂本慎太郎、作/編曲がコーネリアスという2シリーズ分のエンディング曲──Salyuの声がカットアップされた“じぶんがいない”と、青葉市子の淡々とした歌唱がシュールさに拍車をかける“外は戦場だよ”も収録。エクスペリメンタルかつスリリングなスコア群も流石の完成度だ。
5. i☆Ris “WONDERLAND” DIVEIIentertainment
デビュー1周年記念のシングルが到着! 3つのオリジナル曲はすべて作詞=AKCO、作/編曲=永井ルイというゴールデン・コンビのペンによるものだが、ビートルライク(と、ちょいクイーン)な意匠を多く挿し込むことでサイケ&プログレ展開を見せる“幻想曲WONDERLAND”が素晴らしすぎる! で、Type-Cにはすかんち“もしも毎日がクリスマスだったら”のカヴァーも収録……濃い!
6. 竹達彩奈 「“apple symphony”the Live & the Birthday」 ポニーキャニオン
本人の誕生日にTOKYO DOME CITY HALLで開催された昼夜公演が映像化。初ワンマンとなった前者では、小林俊太郎、沖井礼二、木暮晋也、白根佳尚という豪華プレイヤー陣と共に最新作の楽曲を披露。花びらが降り注いだり、リンゴ型のモニターの映像と主役がシンクロしたりとポップな演出も楽しい。またトーク主体の後者では、観客からのサプライズで号泣するあやちにこちらも感動。音楽活動開始からのひとつの集大成がここに。