通常盤ジャケット写真
最初舞台に上がって、ファンのみなさんが持っているペンライトを見た瞬間から、胸が熱くなりました(サンウ)
――少し前の話になりますが、10月に中野サンプラザで行われた〈オフィシャルファンクラブ「MIRACLE」発足 5th Anniversaryワンマンライブ〉の感想を聞かせてください。
サンウ「最初舞台に上がって、ファンのみなさんが持っているペンライトを見た瞬間、胸が熱くなりました。まだソルは戻ってきていないですが、僕とナロ、ルイの3人が帰ってきて、若い2人と一緒に中野サンプラザっていう大きなステージに立って、また歌えることに、感動しました」
――今回のライブは、ファンのみなさんからの投票を基にしたセットリストだったんですよね?
ウシク「CODE-Vは、韓国のときの曲やソロ曲も含めると、100曲近い曲数になってきて。改めてCOCE-Vってジャンルが広いなって思いました。ファンのみなさんも投票するのに困るぐらい、いい曲もたくさんありますし。でも今回は、お兄さんたちだけの時代の曲から最近の曲まで、全部見せられたステージだったので、メンバーにとってもファンのみなさんにとっても、すごく大切なライブになったと思います」
ルイ「CODE-Vって入隊やメンバーの加入に伴って、いろんな時代があったじゃないですか。中野サンプラザ公演は、それぞれの時期をまとめる重要なライブだと思っていて。みなさんにいまのCODE-V、レベルアップしていくCODE-Vを見せたいという気持ちが強かったので、いつも以上に心を込めて頑張りました。ファン投票の結果を見ていると、僕らが戻ってきたこともあって、入隊前の曲が多かったのかな?という感じはしました」
テフン「まず、最初ファンのみなさんからのリクエストを受けてセットリストを組んだことが楽しかったです。あと、僕自身が加入する前からCODE-Vの曲は聴いていたけど、自分が歌いたいなって思っても、僕たちが入ったあとには歌ってなかった曲もあったんですが、この5人で歌うことができて嬉しかったです」
ナロ「5人揃って一番大きな会場でファンのみなさんに会うことができて、嬉しかったです。僕らは、BLESSの時代から数えると10年ぐらい歌手活動をやってきているけど、ウシクとテフンが入ってきて、CODE-Vはまだまだ続いていくし、もっとたくさんのパフォーマンスをお見せできるグループなんですよというアピールもできたんじゃないかなって。意外だったのは、ランキングに“Go!”や“Summer Love”が入っていたこと。“Go!”が“Addiction~君なしには、生きられない~”より上でちょっとびっくりしました。メンバーがイメージする人気曲と、ファンの方が考える好きな曲が違うんだなって、改めて感じましたね」
――確かに、“Go!”や“Summer Love”は、ライブで人気がある曲ではありますけど、少し意外ではあるかもしれないですね。
ナロ「“Go!”って自分が言うのもあれなんですけど、結構適当に作った曲なんですよ。韓国で出した“正直に言うよ”が収録されたアルバムのなかに入っているんですけど、時間がなくて……」
ルイ「でも、そういう曲って、売れたりしますよね(笑)」
サンウ「メロディーラインがパッと浮かんで、そのまま勢いで書いてあっという間に完成した曲こそ、名曲が多かったりしますよね。“Go!”は、そういう感じの名曲の1つです」
――逆に、制作にすごく時間がかかった曲は?
ウシク「僕らの曲ですけど、“Never Say Never”ですよ。レコーディングを20回ぐらいして。何度も何度も歌い込んで」
テフン「半端なかったです(笑)」
2人のライブを見て、単純にCODE-Vいいじゃんって。もっともっとカッコよくなれるじゃんって(ナロ)
――そのあとには、新大久保のSHOWBOXでユニットライブもありました。
ウシク「僕とテフンのユニットライブは、“Never Say Never”をリリースした時のアツい気持ちとか勢いみたいな部分を中心にして、トークも面白く、曲調もアッパーなものを多くして、見ているみなさんに元気を与えられるようにって思って、セットリストを作りました。あとは、僕たちがCODE-Vに入るときに受けたオーディションの曲を初めて入れることで、ファンのみなさんに新鮮な気持ちで見てもらえたんじゃないかなって思いました」
テフン「まず、昨年の2人体制での1年は大変な思い出もあるんですけど、今回久々に2人でライブができて楽しかったです。2人だとこういうこともできたとか、こういう感じでやってたんだなって思い出しながら、その時にもっとこうやればよかったんだなって、改めて思ったりとか。懐かしさもありつつ、反省点もあり、もちろん楽しさもあり、いろんなことを改めて感じたライブでした」
――見ながら、昨年のハロウィンツアーのことを思い出したりもしたんですよね。ちょうど同じ時期っていうのもあるんですが……。
テフン「ハロウィンの時期に近かったんで、何かハロウィンっぽいことをしようという話も出たんですが、時間が1時間ということもあり……」
ウシク「ツアーと違って短くて、1時間のなかで表現したいことが僕たちもダンサーさんたちもスタッフさんもたくさんあって。わかりやすくしよう!という話になって、あの形になりました。会場だったSHOWBOXはお客さんとの距離も近いこともあって、その距離感を利用してダンスの迫力もより近くで感じてもらえたんじゃないかなって」
――お兄さんたちはどうですか?
サンウ「まず、ウシクとテフンを応援して頂いているファンのみなさんは、2人を中心としたパフォーマンスを見たかっただろうし、オリジナル・メンバーをずっと応援して頂いている方からは、たまには今回みたいに3人の歌をしっかりと聴かせるライブがみたいという声も、昔から多く挙がってたんですよ。僕たち3人の前にウシクとテフンのライブがありましたが、2人が元気がよくてみんなでノリノリなパフォーマンスを見せるという方向性なら、僕たちは逆に落ち着いたライブにしようと」
ルイ「カヴァー曲もオリジナル曲もたくさん歌いたかったんですけど、1時間ということで曲を決めるのがまず大変でした。CODE-Vの曲はいい曲が多いから歌いたい曲も多かったので、ポイントは絞りつつ、曲を選ぶのに時間がかかりました」
――3人のライブは、カヴァーも多かったですよね
サンウ「CODE-Vの曲はメンバーが揃って歌うのが一番だと思っているので、普段から挑戦してみたかった曲のカヴァーもたくさん入れました。ノリノリなR&B曲とかもチャレンジしたかったんですけど、今回は落ち着いた雰囲気の曲で行こうってみんなで話をしていて、最初から最後までほぼバラード曲になりました」
ナロ「落ち着いた曲だけで1時間をつくるので、飽きないように、毎回違うパフォーマンスを見せようと思っていました。なかには、“やさしいキスをして”とか“I Love You”とか、個人的にカヴァーしてみたかった曲もあって。例えば“やさしいキスをして”は、僕たちだったら美しいハーモニーを作れそうな曲だなと思って選びました。歌いながら、こういうバラード曲を増やしていきたいなって思ったし、また5人でも歌いたいなって思いました」
――1時間、バラード中心のセットリストを作るって、かなりハードルも高いですよね。
サンウ「なので、途中でキスの話に……。それで盛り上がりが……」
ウシク「僕も、ライブのあとに思い出すのはキスの話が……(笑)」
――(笑)実際、お互いのライブもご覧になったと思いますが、実際に見てどう思いましたか?
ウシク「いま5人で活動をしていますけど、一緒にいる時間が長くなってくると、それが当たり前になってしまうこともあると思うんですね。でもユニットライブで僕たち2人がいないCODE-Vを見て、改めて3人の歌の上手さを感じたんです。CODE-Vという芸能人と会った感覚というか。オープニングの映像が始まるときに、ドキドキ、ワクワクする、ファンのみなさんの気持ちも改めて感じたし、そうやって客観的にお兄さんたちのライブを見られたことが、勉強にもなって。自分たちのライブは客観的に見れないから、うまく言えないんですけど……。バラード曲が多かったけど、すごく盛り上がったし、すごく楽しかったです」
テフン「僕は、バラードだけで1時間、見ているみなさんを飽きさせないステージを創る力がすごいなって思ったし、歌が上手なのは知っていても、5人と3人だと歌う感じがやっぱり違うなって。お兄さんたちが戻ってきてから、僕は気持ち的にも安定したし、逆にお兄さんたちが勇気づけてくれたりもしたんですけど、ステージの上でお兄さんたちが3人だけで歌っているのを見たら、逞しいというかカッコいいなって。ステージの上に一緒に立つ存在ではあるけれど、自分が目標とする先輩たちなんだなって思いました」
ナロ「自分たちがライブをやる立場になると、〈自分たちのパフォーマンスってどこがいいんだろう?〉〈どこをもっと練習すればいいんだろう?〉って疑問に思うこともあると思うんですよ。それを客観的に見ることができたというか。2人のライブを見たときに、2人のパフォーマンスがすごく良くて、単純にCODE-Vいいじゃんって。もっともっとカッコよくなれるじゃんってって思ったんですよね。どこをもっと見せたらかっこよくなるかも、感じられたというか」
ルイ「ナロは2人のステージを見ながら、ずっと〈この2人がいないと無理〉って」
ナロ「本当に思いましたよ。2人の存在が大きく感じられたし」
サンウ「ライブ中にナロがずっと〈この2人がいないと無理だわ〉って言い続けてて、集中して見られなかったんですよ(笑)」
ルイ「曲いいなぁ~って(笑)。僕は、ウシクとテフンのステージを見て、最初に思ったのは〈CODE-Vの曲、めっちゃいいな〉って。自分たちが歌う側のときと、客観的に楽曲を聴くときって、感覚が違うじゃないですか。2人のパフォーマンスも良かったし、僕も一緒に踊りたいぐらい盛り上がったし、曲も良くて。ウシクはさっき僕らが芸能人に見えたって言ったけど、僕は2人が芸能人に見えたというか。ファンのみなさんと同じような気持ちでずっと応援していたので、楽しいライブでした」
【CODE-Vオフィシャルサイト】
http://code-v.asia/