韓国の人気オーディション番組「SUPER STAR K5」で準優勝に輝き、歌手としてのキャリアをスタートさせたパク・シファンの日本で初となる単独イベント〈パク・シファン 1st LIVE&TALK ~adagio~〉が、4月2日(日)に東京・原宿アストロホールで開催となる。今回のインタビューでは、盛況のうちに終了したミュージカル〈マイ・バケットリスト〉の話はもちろん、ドラマ「錐」で共演したSUPER JUNIORのイェソンによる初プロデュース曲“君なしで幸せだろうか”の制作秘話など、さまざまなトピックを伺いました。
ミュージカル〈マイ・バケットリスト〉のヘギは、もともと明るい性格なんですけど、僕は〈ひきこもり〉です
――4月に行われる〈パク・シファン 1st LIVE&TALK ~adagio~〉の準備はいかがですか?
「今回のイベントは、ミュージカル〈マイ・バケットリスト〉の公演のために来日してから決まったので、いま忙しく構成を考えている段階です。トークと歌を披露するのはもちろんですが、日本で初めてのイベントで、僕自身の日本での活動のスタートみたいな意味もあるので、たくさんの人が来て下さるかとか、みなさんに喜んで頂けるかとか、心配なことがたくさんあります(笑)。でも、ミュージカル〈マイ・バケットリスト〉に出演している際に、共演していたBOYFRIENDのドンヒョンさんのファンの方もたくさん見に来て下さっていたので、気持ちよく準備をしていますね」
――ミュージカル〈マイ・バケットリスト〉の日本公演を終わられた率直な感想を教えてください。
「満足した気持ちもあれば、別れが惜しい気持ちもあります。2か月練習をして、公演は6回しかなかったので、いまならもっと楽しく演技をすることができるのにって思ったりもして。終わってしまって寂しいですね。もっとたくさんやりたかったです。今回、初めて日本に来て、海外公演に対しての不安は特になくて、日本のファンのみなさんにお会いできることを楽しみにしていました」
――BOYFRIENDのドンヒョンさんとの共演はいかがでしたか?
「僕は以前、韓国で〈マイ・バケットリスト〉の公演に参加したことがあるんですが、そのときは30回ぐらい公演があったんですね。だから、その経験を踏まえて話をしたり、役の理解を深めていくための意見交換をたくさんして。出演者も2人しかいないミュージカルなので、互いを尊重しながら、進めていく感じでした。ドンヒョンさんは日本でもたくさん活動をしていますが、ドンヒョンさんから日本公演について言われたのは、〈日本語の勉強をたくさんするといいですよ〉と言われたぐらいです(笑)」
――ドンヒョンさんは、少年院から出所したばかりの不良少年のカングを、シファンさんは余命宣告をされて、死ぬ前にやってみたいことをリスト化したバケットリストを実行していく少年、ヘギを演じられていましたが、お二人の息もぴったりで、キャラクターも合っている気がしました。
「実は僕はカング役をやってみたかったんですが、病弱に見えるから合わないって言われて(笑)。オファーを頂けたらやってみたいんですが、自分がカング役をやることになったら、ヘギ役の人は僕より小柄じゃないといけないし、自分より病弱に見えなくちゃいけないので、ちょっと難しいんじゃないですかね……(笑)。自分のイメージがヘギと近いですし、外見としては似ているんですが、中身はそんなに近くにないと思います。ヘギは、もともと明るい性格なんですけど、僕は〈ひきこもり〉ですし……」
――〈ひきこもり〉っていう日本語ご存じなんですね(笑)。
「日本のアニメで覚えました(笑)。兄が絵の勉強をしていて、日本のアニメをたくさんみてきたんです」
――びっくりしました(笑)。もし、シファンさんはご自身でバケットリストを作るとしたら、1番目の項目に何を書きますか?
「最初に書くのは……、1か月の旅行に行きたいです。場所はヨーロッパがいいですね。いろんな場所に行ってみたいです。以前、一番仲の良い友達と一緒に旅行したことがあるんですが、出発から帰路に着くまでずっと喧嘩していて、あまり良い思い出がないので、行くなら一人で行きたいです(笑)」
――なぜ喧嘩を……?
「僕はなにも悪くないんですよ。その友達が行きたいっていうから旅行を計画したのに、出発の前日になって急に〈旅行に行きたくない〉って連絡が入って……。そこから彼の家にいって、起こして、一緒に行く友達と説得して、やっと行くって……。大変でした……」
イェソンさんから、“君なしで幸せだろうか”には〈お前の話が入ってるんだ、この中には〉って
――〈SUPER STAR K5〉を通じて、歌手になられたシファンさんですが、応募したきっかけは?
「もともと整備士の仕事をしていたんですが、夢を叶えるために何か行動をするのか、現実を見て生活をしていくのかと考えていたときに、これが最後のチャンスだと思って応募しました。〈SUPER STAR K〉は、お金をかけることなく、自分の声だけで勝負できるオーディションで、実はシーズン1から5まですべてエントリーはしたんです。ただ、過去4回はテレビに映る前に落選しました。シーズン5に応募するときに、〈なぜこのオーディションに応募しましたか? なぜあなたは歌いたいんですか?〉という質問があって、僕は〈暮らしたいから、生きていきたいからです〉って答えたんです。それぐらい切実な願いだったというか」
――夢をかなえること=生きていくこと、という答えは、なかなか出てこないんじゃないかなって思うんですよ。
「僕は、歌なしで生活をしていくことは考えていなかったし、他の仕事をしていても、常に歌いたいという気持ちは持っていたと思うんですよね。だから、オーディションで準優勝を頂いて、歌手になっても、一生懸命暮らすということは変わらないです。変わったことがあるとすれば、周りの人に気付いてもらえることというか。僕は〈ひきこもり〉だから、自分を見られることに怖さを感じることもあったんですが、こういう生活に慣れていくことは、意識としてすごく変わったなと思います。時間が解決してくれますね」
――実際に歌手になって、活動を続けていくなかで、ドラマ「錐」で共演したSUPER JUNIORのイェソンさんのプロデュースで“君なしで幸せだろうか”を発表しますよね。イェソンさんは、どんな方ですか?
「俳優としてのイェソンさんは、とても熱い野望を持った方なんですが、プロデューサーとしては、〈僕と一緒にやらないとだめだよ〉って言って、引っ張って行ってくれたんです。ご自身も歌手なので、僕の歌い方を配慮して親切なディレクションをしてくれたり、自分が知っていることは全部教えてくれる、本当に優しい人ですね。前からいろんな楽曲を聴かせて頂いていたなかに、“君なしで幸せだろうか”があったんですけど、この曲の歌詞は僕は覚えていないんですが、イェソンさんと食事に行ったときにした他愛もない話を覚えくれていて、その話を元に作詞家の方と話して作ったそうです。作業を進めていく中で、自分に近い歌詞だなって思っていたら、〈お前の話が入ってるんだ、この中にはって〉。それを知った時に、ちょっと面白かったです。てっきり、イェソンさんも同じ経験があるのかと思ったんです(笑)」
――(笑)。そんな“君なしで幸せだろうか”も聴けるかもしれない4月2日のイベントで、挑戦してみたいことはありますか?
「日本の曲を1曲歌ってみたいなって思ってます。喜んでもらいたいですし、準備してみたいです。何を歌いたいかは……秘密です! というか、まだ何も決まってないんです(笑)。最近は、ホテルにいる間ずっと日本の曲を聴いていて、ONE OK ROCKが好きなんです。兄の影響でロックも好きなんですけど、自分の性格はバラードに合っていると思ってるので、バラード歌手になりました。兄は、ロックの曲をよく歌ってて、明るくて細い声で、女性の歌も歌えるぐらいなんです」
――それでは最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「日本はもちろん、韓国からも見に来て下さる方もいると思うし、これなくても楽しみにしてくれている方たちの期待にも応えられるように頑張りたいと思います。会場に足を運ぶ際、とりあえず怪我や病気をしないように、気を付けてきてくださいね」
イベント名:『パク・シファン 1st LIVE & TALK ~adagio~』
日程:2017/4/2(日) 昼公演open12:30/start13:00 夜公演open17:00/start 17:30
会場:原宿アストロホール(〒150-0001 渋谷区神宮前 4-32-12 ニューウェイブ原宿 B1)
チケット:6,800円(税込・ドリンク代別途) 全席指定
主催:株式会社コンテンツレインジ/Rise Communication
企画:TOTALSET
制作:運営:Rise Communication
お問合せ:ライズコミュニケーション 03-5790-2661(平日13:00-17:00)
イベント公式サイト:http://risecom.jp/psh/
■チケット情報
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