クラシック
CDアルバム
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パブロ・カザルスの芸術~ベートーヴェン、ハイドン、ボッケリーニ、シューベルト作品集<タワーレコード限定>

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販売価格

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在庫状況 について

フォーマット CDアルバム
発売日 2017年06月07日
国内/輸入 国内
レーベルTOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE COLLECTION +plus
構成数 4
パッケージ仕様 -
規格品番 PROC-2061
SKU 4988031227992

構成数 : 4枚

『パブロ・カザルスの芸術~ベートーヴェン、ハイドン、ボッケリーニ、シューベルト作品集/パブロ・カザルス、ミエツィスラフ・ホルショフスキ、ヴィルヘルム・ケンプ、シャーンドル・ヴェーグ他、コンセール・ラムルー管弦楽団』

【収録曲】
<CD1>
1. ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 作品5の2、
2. 同:チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 作品102の2、
3. 同:チェロ・ソナタ ヘ長調 作品17(ホルン・ソナタ)
<CD2>
4. 同:ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 作品1の3、
5. 同:ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 作品97《大公》
<CD3>
6. ヨーゼフ・ハイドン:チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 作品101、
7. ボッケリーニ:チェロ協奏曲 第9番 変ロ長調 G482、
8. ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 作品5の1
<CD4>
9. ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調 作品70の1《幽霊》、
10. シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 作品163 D956

【演奏】
パブロ・カザルス(チェロ、指揮[6,7])
ミエツィスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)(1-5)、
ヴィルヘルム・ケンプ(8)、カール・エンゲル(8)(ピアノ)、
シャーンドル・ヴェーグ(ヴァイオリン)(4,5,9,10)、
シェーンドル・ツェルディ(ヴァイオリン)(10)、
ゲオルグ・ヤンツェル(ヴィオラ)(10)/パウル・サボ(チェロ)(10)、
モーリス・ジャンドロン(チェロ)(6,7)、
コンセール・ラムルー管弦楽団(6,7)

【録音】
1958年9月17-20日 ボン、ベートーヴェンハウス(1-5)(ライヴ録音)、
1960年10月5-7日 パリ(6,7) 、
1961年7月19日(8)、22日(9)、23日 (10) プラード(ライヴ録音)

【原盤】
Philips

  1. 1.[CDアルバム]
  2. 2.[CDアルバム]
  3. 3.[CDアルバム]
  4. 4.[CDアルバム]

※ステレオ録音
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※本国オリジナル・マスターからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)音源をCDマスターに使用
※解説:板倉重雄(新規序文解説)、宇野功芳氏、解説書合計12ページ

作品の情報

商品の紹介

カザルスが1958年から61年にかけて旧PHILIPSレーベルへ残したステレオ録音を収録日順に収録。本国オリジナル・マスターからの新規復刻により音質向上。新規序文解説付。宇野功芳氏による解説も掲載。

このCD 4枚組には20世紀チェロ界の巨人パブロ・カザルス(1876.12.29~1973.10.22)が旧フィリップス・レーベルに残した貴重なステレオ録音が全て収められています。CD1とCD2は1958年9月、西ドイツのボンにあるベート-ヴェン・ハウスの改築を記念して、ここの特設スタジオで行われた歴史的な演奏会を収めたもの。CD3の前半は1960年10月、愛弟子ジャンドロンの伴奏指揮を買って出て、ハイドンとボッケリーニのチェロ協奏曲をパリで録音したもの。そしてCD3後半とCD4は1961年7月のカザルスを中心とした音楽祭、プラード音楽祭でのライヴ録音です。カザルスは第2次大戦後、母国スペインのフランコ政権を承認した国でのチェロ演奏は行わないと宣言して生涯貫きましたが、自ら主宰した音楽祭と国連での演奏は例外とし、また、ベートーヴェン・ハウスも「自由・平等・博愛」の精神を音楽で表現したベートーヴェン所縁の地であることから「治外法権」(カザルス)であるとして演奏を行いました。(1/2)
タワーレコード(2017/05/10)

1958年録音のCD1とCD2の演奏を聴くと、鮮明で響きの少ない録音を通して、力強いリズムと激しい弓さばきが生々しく伝わり、引き締まった造形と響きからは気力の充実が窺えます。ピアノのホルショフスキは、1906年に出会って以来、カザルスの最良の友人となり、最晩年まで共演を重ねただけに、即興的な間合い、音色対照、リズムの下支えなど、見事なコンビネーションを見せています。三重奏でのヴェーグのヴァイオリンもカザルスと同じ熾烈さと緊迫感、高い精神性を示しています。協奏曲でのジャンドロンは甘美な音色と明るい表情、流麗なフレージングを聴かせ、カザルスの激しい筆致のチェロとは個性がかなり異なるのが面白いところです。ボッケリーニの協奏曲で、当時としては珍しいオリジナル版を用いていることも注目されます。カザルスが自身のデビューを伴奏したラムルー管弦楽団を振って弟子を盛り立ててゆく姿は「師弟愛」そのものと言えるでしょう。1961年のプラード音楽祭ライヴの3曲は音質がぐっと良くなり、カザルスのチェロが実に豊かに、滑らかに鳴り響き、厳しさだけでなく感覚的な喜びを伝えてくれます。チェロ・ソナタ第1番は名手ケンプの肌理細やかなサポートを得て、豊かな歌心、多彩な音色の変化、弾力的なリズムを聴かせ、ヴェーグ、エンゲルとの《幽霊》では生命力漲る、緊張度の高く彫りの深い演奏となっています。ヴァイオリンのヴェーグ、ツェルディ、ヴィオラのヤンツェル、チェロのサボとのシューベルトの弦楽五重奏曲は、熾烈かつ立体的なアンサンブルでこの作品のスケールの大きさと多様な内容をリアルに描き出した名演です。
今回の復刻では、ジャケットにはLP BOX初出時のオリジナル・ジャケット・デザインを使用し、従来通りオリジナルのアナログ・マスター・テープからハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)で高品位のデジタル化を行った音源をCDマスターに使用しました。音質の向上も注目要素です。また新規序文解説も掲載。宇野氏によるカザルスへの愛情溢れる解説文は必読です。尚、今回のVintage+plus Vol.24は全7タイトルを発売します。(2/2)
タワーレコード(2017/05/10)

メンバーズレビュー

2件のレビューがあります
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カザルスのベートーヴェン全曲、どういう塩梅か(私の装置では)驚くほど音がよい。思わぬ宝物に出会った気持ちだ。今では(たぶん)ほとんどなくなってしまった、純粋至高の「全人格的表現」に触れた思いだ。この人間性のすべてをとらえたような、深さ、豊かさを聞くと、名手とされる他の多くの演奏は顔色なく、ただもう作為・技術の世界に汲々としただけの底の浅いものに思えてくる。
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タワー限定企画、今回も名盤のリマスター復活は嬉しいが、既発収録されていた特典盤音源の割愛は残念!今後は特典音源の再録にも配意して頂きたい。
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