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在庫わずかフォーマット | Blu-ray Disc |
発売日 | 2023年09月13日 |
国内/輸入 | 輸入 |
レーベル | C Major |
構成数 | 5 |
パッケージ仕様 | ボックス |
規格品番 | 809504 |
SKU | 810116910052 |
構成数 : 5枚
【曲目】
アントン・ブルックナー(1824-1896):交響曲全集
BD1
交響曲ヘ短調WAB99(第00番「習作」)
交響曲ニ短調WAB100(第0番)
交響曲第5番変ロ長調WAB105
収録:2021年3月ウィーン楽友協会(無観客ライヴ)
映像監督:ベネディクト・ミロウ
BD2
交響曲第1番 ハ短調 WAB101(ウィーン稿)
交響曲第7番 ホ長調 WAB107(ノーヴァク版)
収録:2021年2月、ウィーン楽友協会(無観客ライヴ)(第1番)、8月、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)(第7番)
映像監督:ベネディクト・ミロウ(第1番)、エリザベス・マルツァー(第7番)
BD3
交響曲第2番ハ短調,WAB102(第2稿/1877年)
交響曲第8番ハ短調,WAB108(ハース版/1939年)
収録:2019年4月(第2番)、10月(第8番)、ウィーン楽友協会(ライヴ)
映像監督:ディック・カイス
BD4
交響曲第3番ニ短調 WAB103(1877年第2稿・ノーヴァク版)
交響曲第6番イ長調 WAB106
収録:2020年11月(第3番)、2022年4月(第6番)、ウィーン楽友協会(ライヴ)
映像監督:ベネディクト・ミロウ(第3番)、ディック・カイス(第6番)
BD5
交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1880年第2稿 ハース校訂 1936年出版)
交響曲第9番ニ短調 WAB109(原典版 新全集IX、1951年出版 ノーヴァク校訂)
収録:2020年8月、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ(第4番)、2022年7月、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ(第9番)
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー(第4番)、ディック・カイス(第9番)
●ボーナス映像《ディスカヴァリング・ブルックナー》(日本語字幕付)
各交響曲について(ティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話)
【演奏】
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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まず、00番・0番(無観客ライヴ)を聴く。他に比較の映像がないが、ウィーンフィルの艶々した音が魅力。
次に「ロマンティック」と9番を聴く。4番は普通によかった。9番は第1楽章の終結部でゆっくりしたテンポになるのだが、追い込みで盛り上がる部分なので私には意味不明。4楽章は時々何で?というアクセントがかかって「不自然な感じ」がする…が全体としては「合格点」か。
映像付きでみると「演奏がよくなった」と思えるのはバーンスタインのマーラーで経験した。バーンスタインは見(魅)せる指揮者だ。
ティーレマンはどうか。カラヤン張りの中国服みたいな服で指揮している。顔や髪形も決まっていてカッコいい。やはり映像付きは得だ。
次はいよいよ8番(ハース版)だ。1-3楽章まではなかなか。第4楽章を聴く。「物足りない」が正直な感想。
口直しにクナッパーツブッシュ・ウィーンフィル(ライヴ)とクナッパーツブッシュ・ミュンヘンフィル(スタジオ録音)とフルトヴェングラー・ベルリンフィル(ライヴ)を聴く。
ブルックナーは「柔」と「剛」の魅力がある。
ティーレマンは「柔美」の方はよい。ウィーンフィルの艶美な響きに助けられてはいるが。(ウィーンフィルの響きも女性奏者が増えて優しく「薄く」なった「気がする。」もちろん、録音はすこぶるよい。)
「剛」がない。クナッパーツブッシュとフルトヴェングラーは「圧」が凄く、響きが「深遠」だ。人生をかけて音楽をやっている。そういうものはティーレマンには期待できない。
ブルックナー演奏も近年は「人間臭い」のが主流で「神的なもの」はもう古いのかもしれない。聴き手の好みも変わったのだろう。演奏後の拍手喝采は凄い。
ティーレマンのブルックナーはよく言えば「無難」。私にはそう聴こえる。クナッパーツブッシュやフルトヴェングラーのように終生「戦争と国家(政治)」に巻き込まれて苦労な人生を送った音楽家とは「音楽に対する姿勢や考え方」が全く異なっているのかもしれない。
ティーレマン・ウィーンフィルのブルックナーを「美しくはあるが無難」な演奏と感じてしまう自分を複雑な思いで受け止めている。